内容ももちろんだが、驚くべきはハンコック氏の活動力と、飽くなき探究心である。50歳を越えて何百回とダイビングし、世界各地をフィールドワークして回ることは容易ではない。そこが先ずなによりも尊敬すべきところだろう。それと何に対してもopen-mindである姿勢だろう。
神話、民間伝承、地元の漁師など、一見当てになりなさそうなものでも興味深く調査するその姿勢である。
最初は、仮説ばかりが目立ち退屈に思えたが、いつの間にか魅了されていた。非常に面白い作品だった。
ところで,中国地方以遠の西日本の人は,カーナビに出てくる「神籠石」を自分の足で訪ねてみて下さい。絶対日本にも南米のケツァコアトルと同じ「巨石文明の使徒」が来ていたと思ってしまいますから。
早く新装版か文庫本を出して下さい。ハードカバーは重すぎます。