最初にED曲を持って来ていることで、本編でも感じていた
次への繋がりのような思いを呼び起こしてくれます。
そして、物語を彩った音楽がまた劇中の印象深いシーンを
思い出させてくれます。
そして、最後にOP曲で〆ることで物語の終わりとその先も
続きて行くであろう別の物語の示唆をしてくれています。
聞く人によっていろいろと違う感じ方、聞き方のできる作
品だと思います。

この切ないけど前向きな世界観、大好きです。よく雰囲気を出しており完成度が高く非常に上質だと思います。

全２９曲、７０分程の大容量で す。

購入に当たっての目当ては「リトルグッバイ」等の歌物で、視聴までしたのに一部のピアノ曲以外はそれほど期待してはいませんでした。ところが今は、印象がまるで違うのが驚き！！１曲１曲をジックリ聴くと、それぞれが非常に丁寧に作られていることが分かって、いつの間にか引込まれます・・・。各曲たった４５秒程の試聴ではこのＣＤの全体像は分かりません！

大塚彩子、他（ＲＯＣＫＹ　ＣＨＡＣＫ、牧野 由依、新居昭乃）による音楽は、全体的にクラシックを取り入れたポップスという印象ですが、所々で聞かせる本格クラシックも私的には素晴らしいと感じました。ロックや ＪＡＺＺ的な曲などバラエティーにも富んでいて楽しめますが、「消されるなこの思い 」をテーマとした、あえて言えば「暗い」、主人公たちの苦しみを描く「哲学的」とも言える物語世界を表現した多くの曲も「見事！！」と言える出来だと思います。

「職人芸」とも「強烈な個性」とも違う「素 直な音楽性」が心地よく、文字通り「是我痛」の境地に至るため何度も聞きたくなる・・・心優しい曲集です。

ジャケットはデジパック仕様。外側が紙ケースになっており、付属する１２ページのブックレットには歌物５曲の歌詞、スタッフリストなどを収録しています。

手作り感漂うこのジャケットも中々良い。表は守凪了子の横顔ですが反対側には十凍 京が・・・。改めてジャケットやブックレットを見ると・・・小さいながら、まだ見ぬアニ メのシーンがズラリ・・・・・・これじゃ〜ストーリーが分かってしまう？と思える程の内容で１１話までしか見ていない私にはちょっと辛い？（笑）

ああ・・・了子・・・やはり消える のか・・・・？

アニメを見た人なら文句なく、そうでなくても、今まで色々な音楽を聴いてきたと言う方なら大丈夫・・・お薦め！！

　OPとED両方の曲がフルで入っているというのがなんともいいところ。後、多分劇中では1回きりしか使われていない歌2曲が入っていて、これもグッド。OP、ED、後の2曲、これらの曲は作品イメージにぴったしだし、1つの作品として聴くにも耐えうるいい曲です。
　
　しかし歌だけかと言うとそうでもない。アニメの放送だとストーリー進行にきっちしはまり過ぎていて、その存在を忘れてしまっていたBGMたち。CDで単体の曲として聴くと静かで心地よい音色の曲ばかり。
　
　ゼーガペインファンはもちろんのこと、アニメを知らない人にもお勧めです。

ファンなら即買いです!(笑)
個人的には1の方が好みですが……。
たかがアニメのサントラとは言い切れない!
アニメ業界も進化してますね(?)