他の方がおっしゃっている通り、内容がかなり薄いです。
L1-T１に関しては、この本をみっちりやれば何とか…かもしれませんが
T２は厳しい気がします。

模擬試験で初めて出てくる内容もチラホラ。
答え合わせしようにも、解説の中身が薄すぎて…

私は結局、黒本を買いました。

初めは国際的な資格であるOMGのOCUPを受けようと思っていましたが、参考書が皆無なのと、受験費用が3万円ということで、UMTPを受けることに。

他の参考書と比較すると、この本が一番なのですが、一般的な参考書と中身を比べると内容が薄いです。
記述方法が淡々と書かれているだけで、サンプルも一種類だけなので、内容を汲み取りにくく感じました。
例を複数書いて説明して欲しかったです。深掘りして欲しいと思いました。
ただ、UMTP-L1の内容の範囲内のことは一通り網羅していますので、資格を取るためだけということを考えればこれで十分です。
実際、システム開発経験がある人にとっては、T2の問題よりも、T1のUMLの書き方を覚える方が時間がかかるかもしれません（私もそうでした。図によっても矢印違うだけで、全然意味が違うんだもの！）

2008年11月に受験。T2にT1の範囲の問題も数問含まれていましたが、この教科書でT1の練習問題も解いていたので、特に問題はありませんでした。試験本番の方が本書の練習問題や模擬試験より少し難しかったですが、これを一冊しっかり学習しておけば、落とすような難度ではないと思います。

この本と
UMLモデリング技能認定試験L1〈T1/T2〉対応問題集―試験番号010-010(L1-T1)010-020(L1-T2) (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
で試験に挑み、合格しました。

実は二度受験しています。
一度目の試験はかなり難しく、
あと一問というところで失敗しました。
この本の模擬問題を二捻りした様な難易度でした。

しかし、二度目は一度目に比べ易しい問題が多く感じられ、
結果90％の正答率がとれました。
傾向がかなり近かったと思います。

UML試験のレビューを拝見していると、
試験が簡単でしたとおっしゃる方と、
難しかったとおっしゃる方がいらっしゃいますが、
私はそのどちらも経験したようです。

取得の確率を上げるためには、
この本と問題集は必要だと思います。

この本がターゲットとしているUMTP UMLモデリングL1対策としては必要十分な内容だと思います。T1の対策として、適当に基礎知識もまとまっていますし、T2向けのちょっとした応用編も十分にカバーされています。この本で学習、もしくは復習しておけばL1は問題なく合格できそうです。
ちなみに、よく、この手の試験対策本は知識の総合的な整理という観点で、コンパクトにまとまっていることが少なくないですが、この本につていは、やや物足りないと感じました。