読んでみました。
★★★★☆
アマゾンレビューを読んで、購入しました。
主人公のビジュアルが好きです。(キレイカワイイ?メガネくん)
刀が擬人化されて見えてしまう(刀の魂魄が人として見える)主人公の
刀にまつわる短編集です。
よくできたお話とそこそこできたお話が掲載されています。
1巻読んで面白かったので、2巻も購入しました。
深い感動や驚きはありませんが、心静かに面白い、そんな感じです。
刀を取り巻く不思議な話。
★★★★☆
雑誌への連載決定の関係で第一話とその後のストーリーにズレが生じているようですが、
不思議系(ホラー系?)の話が好きな方にはお勧めだと思います。
人や刀のことを思いやる優しい作風が良い味になっているなぁと感じます。
人とモノとは
★★★★☆
ネムキでも「人とモノと人」の触れ合う話を描いているかまたきみこさんの、ネムキ以外の初コミックス。
読み逃していた1話がようやく読めて嬉しいです。
人間国宝の刀鍛冶の家に生まれ、父も祖父も当然のように家を継ぐことを求められる高校生の主人公が、
なんだかんだいいながらも刀とそれに秘められた思いを知り得てゆく物語です。
家業のせいで友人もいない日々を送ってきたけれど、彼と遊んでくれるのはそのときを経た幾振りもの刀たち…
人の姿に見える刀の秘めた物語が、とても良いのです。
刀は武器であると同時に美術品でもある…ということは、人智を超えたところにある何か、でもあるということ。
人の心に引き寄せられ、人の思うままに翻弄されてしまう刀たちの、
嘆きや願いや喜びを知ること…それの入り口に立った主人公の、この先がとても楽しみです。
どの話も後味がよく、さわやかでいとおしいお話なので、読んでみてください。
個人的に刀の精の少年がレギュラーにならないかな〜〜と思っております。
胸が温かくなる作品。
★★★★★
ホラーMで連載されている「KATANA(襲刀)」が、いよいよ単行本になりました。
雑誌で読んでから、かまた先生の優しい絵柄と愛情に溢れるストーリーに、単行本化
するのを待っていたので嬉しいです。
主人公の成川滉は高校1年生で、家業は刀鍛冶。
自分には向いていないと、家業を継ぐことを嫌がっていますが、彼は刀の精霊のような
存在を見ることが出来る、特殊能力の持ち主という設定。
オムニバス形式で、1話に1振の刀に関係する話で進んで行きます。
刀達に好かれる主人公が、嫌がっていながらその存在を愛しく思う、心の変化と交流
がとても素敵なストーリーで、読み終わった後にホっと出来る漫画です。
ちなみに、当初は読み切りの予定で、その後連載となったようです。
調べてみると、あまり沢山の作品を発表されていない、少量生産タイプの作家さんの
ようですが、この作品は頑張って続けて頂きたいですv