特にロードスカラーというライブはすごいです。高度な音楽性とコマーシャル性とエンターテイメント性の同居。これはなかなかできないことです。高い次元で実現できている希有な存在なのです。
これはすでに20年前のサウンドですが。スパイロサウンドというのをすでに確立しています。モダンなスムーズジャズなのです。大人が鑑賞するに耐えるすばらしいものです。
スムーズジャズ的なアプローチをすでに70年代から押し進めてきたこのベテランバンド。魅力は丁寧で同時にフックのはっきりしたメロディーでしょうか。マリンバのデイブサミュエルスの見事なプレーも聞き物です。このアルバムではウイル リーがベースを弾いています。
鍵盤にロブマウンジー/リチャードティーなども参加した。ややテクニカルな方向によった作品です。やはりメロディーの美しさを味わうのが一番かと思います。10点中7点。