予告だけでこのボリューム!
★★★★☆
B5サイズ、350ページ、ハードカバーと重たい作りです。
予告編マンガとは言えパターンはいろいろ。
カット的なサイズのものもあればページ数を割いているものもあり。
それらを集めて分厚い本が作れてしまうということに、改めて手塚先生の偉業に思い知らされる思いでした。
ただやっぱりこういった資料的な本は、大都社から出ている「手塚治虫のすべて」のような作りでも良かったのではないでしょうか。
今回の大全集はカット的なものにも1ページを割いてしまっているので、ページ数が増えてしまっています。
大型本にして1ページあたりの収録数を増やしても良かった。
まあ本棚には入り難いですけどね(笑)
未収録作品集は入っていて嬉しいですが、他の企画の時でも良かったかな。
とにかく価格が・・・(汗)
今回嬉しかったのは38度線上の怪物の予告ページ。
全集などの表紙のカットですが、トレスじゃない手塚先生の繊細なタッチが拝めます。
高かった。でも、すごかった!
★★★★★
アマゾンで公開されたとき「うっ!」と唸ってしまった。た、た、高い……、でも、こんなの絶対に見れないぞ……!しかも、限定品! あ〜、買って良かった〜!でも、なんだか鬱憤が溜まる。何故か。何故なら続きを読めないからである!予告の次はまた、予告。続きは永遠にない本なのである。まあ、存在しなかった作品もあったということで、逆に「もし、描かれていたらどんな作品だっただろう?」と想像を膨らませる部分もあって、以外に楽しかった。本編から続いて予告が入るというのも、かなりおいしい企画だったと思う。講談社の手塚治虫全集をお読みになっている方なら、大体の流れがつかめると思う。
読みたい〜〜!!
★★★★☆
手塚先生がいかに創作に心血をそそいでいたかよくわかる。一見の価値はあります。
文句をつけるとしたら、限定品のわりに保存に適したつくりではないことかな。重いし箱はいらないし、カバー破る想像をしてちょっと憂鬱。
連載時、初期のアイデアが違うものになったり、単行本収録時に描き換えられたり、未収録だったり…。よ、読みたい。ファンとしてまだまだだなと思い知らされました。
よくぞここまで!!
★★★★★
・子供の頃、小学館の学習雑誌で数多く手塚先生の作品に出逢いました。その中でも印象に残っているのは「冒険ルビ」でした。全集にも収録されていますが、今回「予告編大全集」で「ルビ」の予告編を拝見し、であらためて当時のなつかしい記憶がよみがえりました。
・同時に新しい発見も。「あっルビの目が…」
・手塚ファンは購入すべし。デジタルリマスタリングで掲載されて読みやすく、どの予告編も味わい深い。ページをめくりながら、よくぞここまで収録したなぁと感心し感動を覚えました。わが蔵書のナンバーワンの宝物になりました。
手塚ファン待望の書が遂に発売!!
★★★★★
夢にまでみた企画が実現!
これまで断片的にしか知り得なかった予告漫画が一挙収録された本書は手塚ファン感涙の好企画だ。
以前、手塚FC京都の「ヒョウタンツギタイムス」などで復刻されたきり全集にも未収録だった短編や、「ロックホーム」の未発表原稿が描きかけのまま掲載されていたり、とファンにはたまらない。
「新寳島」の復刻も嬉しいが、それと等価の意義ある企画といえるだろう。
様々な年代の作品がその時々の筆致で描かれており、描線を眺めているだけでも楽しい。
数ある復刻のなかでもとどめの一冊。