どうしよう…
★★★★★
書店で、印象的なイラストにひかれて手にとった(てしまった)けど、中身はとても深い。読み終わると、すごく考えさせられる、自分自身の存在について・・・私達は、普段「仲間」に囲まれている。それがまるで当然のように気にもとめないが、もしあなたが世界中でたった一人になったらという話。「なぜ?」と悲痛に叫ぶ主人公に「仲間」に囲まれて幸せなはずの自分も慌ててしまう。けれど、物語はそこで終わらない。私達が一人一人の人間としての自覚やら可能性などについて考えさせられる社会派絵本。しかし説教深いとか、理屈じみてる感じでは全然ない。ちなみに私は友人2名にプレゼントして、早速もらった返事は「どうしよう。どうすればいいかなぁ」だった。