悪くもないけどよくもない。あとは好きかどうかだけですね・・・・。
★★★☆☆
記憶喪失になった受けと彼を好きだった攻めの、記憶が戻るまでの葛藤。
切ないは切ない。
受けには記憶が飛ぶ前には彼女がいて、その彼女ともごたごたあったという伏線がついている。
ちょっとした思い出の場所やふとしたときの感触が、お互いの中で何かを呼び覚ましつつクライマックスに。
・・・・ま、驚かされるような変わった趣向やシーンはありません。
何となく予想できちゃう展開。
ただ、「切なさ」や最後のハッピーエンド的「ほっとした感」はあるので、普通の基本路線を逸脱したくない人向きのお話。
悪くもないけど、よくもない。
あとは読んだ方が好きかどうかです。
抱き合わせでショートの姉ちゃんの赤ん坊を預かった男と、こいつを実は好きな男の子連れ同居話が入っているのですが、こちらは短いながらも子供をクッションにした感情の測り合いがうまかったですよ。
良かったです。
★★★★☆
今回、南月先生の新作は記憶喪失受けな幼馴染ラブです。
個人的には眼鏡キャラの総兄や大学の友人がツボでした〜。
攻め→記憶喪失受けって感じで、記憶を取り戻すまでというか両思いになるまでの過程が切なかったです。
でもそれまでの過程がちょっと長かったので、記憶が戻って両思いになってからの2人の甘々な部分は少なく、そういうところをもうちっと見たかったなーとは思いました。
結ばれてえっちして次の話ではその後のハッピーな2人かなーと思ったら、読みきり作品に入ったので、え!?これで終わり!?と。
巻末にその後の話っぽいのがおまけ程度にあるのですが、ギャグっぽく終わって甘々な余韻があまりなかったなーと。
でも作品全体としてはすごくかっこいいキャラ2人なので、ご馳走様って感じでした。
次回作も期待ですv