あまりに独善的
★★☆☆☆
このシリーズ全てに言えるが、世に出回る各社答案を検討する
というアイデア自体は良い。
しかし、自分の意見が絶対であるかのような書き方が癪に障る。
ここまで自分の答案を自画自賛されるなら、これで果たして
40点が取れるのか?と言いたい。
プロフィールを見ると、司法試験予備校講師とのこと。
別に予備校講師をバカにする訳ではないが、なぜそこまで自分の
答案に自信があるのか、神経を疑ってしまう。
鋭い切れ味
★★★★★
誰に責任が所在するのか不明な、従来の予備校の過去問解説書と異なり、筆者自ら解説、答案を記した力作。いま司法試験の受験生に求められている解答、すなわち自ら考え、自分の言葉で表現する姿勢を養うのに、絶好の解説書だと思う。時にその積極性には感動さえ覚える。また他の構成を検討する際の指摘は鋭敏で、他者の論文のおバカさを明確にあぶりだして笑わせてくれる。ただその積極性が裏目に出て、疑問を感じる記述が皆無という訳ではない。例えば平成13年度過去問の「原因において自由な行為」の理論の当てはめなどは、結論を焦るあまり論理の運びに強引さを感じる。故に初学者には手に余る印象がある。もっとも筆者の真意は、他の予備校講師を挑発することにあるかもしれないが。憲法、刑法の合冊であるために、単本の民法のシリーズの方が説明が丁寧だが、いい意味でも悪い意味でも著者の個性が現れている。
大変難しい本
★★★★★
この本の著者は初学者向けの本を他にたくさん書いているが,この本もそうだと思うと痛い目にあう。この本は法律的な知識は当然にあることが前提になっているので,予備校の入門どころか,論文講座レベルの内容をある程度マスターしていないと読みこなせないと思う。しかし,ある程度勉強をして,過去問などを別に検討したことがある人が読むと,それまで考えたことがない視点や問題点,理由づけなどが提示されていてこれまで腑に落ちなかったことがすっきりすることがある。間違いなく中上級者向けの本。
なかなか
★★★★☆
論文の構成においてはかなり参考になる。あと他の構成にもダメだししてるのも、いいと思います。でも、この人の文章は正直、読みにくかったです。初学者がこれを真似るのはどうなんでしょうか・・・。その点を除けばとてもいい本だと思います。
よみやすい
★★★★★
初学者でも読むことができるので、おすすめです。