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Symphony 4 / Francesca Da Rimini

価格: ¥1,408
カテゴリ: CD
ブランド: Deutsche Grammophon
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大変な名演 ★★★★★
ゆっくりめの始まりながら、全体に決め所ではしっかり様になっていてバーンスタインの大物振りがうかがえる。特に第2楽章はすばらしい、、。レニーらしく聴きごたえのある名盤。
暗く、重く、深く、悲しい演奏 ★★☆☆☆
バーンスタイン/ニューヨークフィルによる2度目のチャイコフスキー交響曲第4番
の録音です。収録年は1988年なので、バーンスタイン最晩年の記録の一つと言うこと
になります。
この曲の内容自体が暗く、4楽章の明るさも所詮は表面的な「道化」であるので、
本質的には最後まで「救われない」曲ですが、演奏自体も恐ろしほどに重く暗いので、
聴いていて精神的に疲れる演奏です。
バーンスタインは「音楽の喜び」ではなく、音楽に隠されたチャイコフスキーの諦観
と「ニヒルさ」をこの演奏において追究したのだと理解せざるを得ません。
音楽的・精神的には非常に深いのですが、広く一般に勧められる演奏とは言えないと
いうのが正直な感想です。
深い感情をたたえた名演 ★★★★★
 私は今までレナード・バーンスタインの演奏をあまり熱心に聴いて来なかったのだが、今回このディスクを聴いて、彼のすぐれた表現力を少しは理解できたように思う。巨匠晩年の録音ということで躍動感には欠けるかもしれないが、それを補ってあまりある深々とした感情表現がある。

 交響曲第4番は、冒頭のファンファーレから大胆にリタルダンドしているが、ニューヨーク・フィルの金管セクションの強力さを実感させる。主部に入っても弾むようなリズムはそれほど強調せず、じっくりとしたテンポで、一つ一つのメロディをていねいに再現してゆく。木管楽器で始まる第2主題(?)もしっとりとした感じで美しい。チェロの響きもしなやかだ。展開部(?)は、リズミカルな所とレガートな所の対比を意識し??巧みな演出が見られ、クライマックス(弦楽合奏が、ラララーラー、ラララーララーと繰り返す所)は、やや抑えたような感じもあるが、決して広がりに欠けるものではない。終結部では、やや唐突にテンポアップするが、繰り返し聴いているうちに慣れてきた。第2楽章は、このディスクで最も心のこもった音楽だと思う。冒頭のオーボエの音色からして深い哀感をたたえている。そして、民謡風のメロディをやさしく愛撫するようにシェイプしてゆく。トリオの部分も雄大で、春を待ち焦がれる北国の民の祈りの声がこだまするようだ。主部に戻ってからは、さらにテンポを落とし、幻想性さえ感じさせる表現となる。バレエ・ダンサーの軽快な足さばきを思わせる第3楽章では、ニューヨーク・フィルの一糸乱れぬピチカート合奏が楽しめる。第4楽章も、比較的ゆっくりしたテンポで進んで行き、冒頭の動機が力強く繰り返されたあと、やはりアッチェランドしながら曲を閉じている。フルトベングラーとウィーン・フィルの演奏に似ている所もあるように思うが、私は、作品への愛情において、バーンスタインのほうが優っているように感じた。
 いっしょに収められた幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(何てすてきなカップリング)も、たっぷりと時間をかけた名演奏。特に中間部の、深い悲しみと限りない憧れをたたえた表現はすばらしい。

陰鬱なチャイ4 ★★★★☆
「悲愴」ほどではないが、テンポが非常に遅く重苦しい演奏。それでも全体的な造形はなんとか保っている。バーンスタインが晩年に残した、チャイコフスキー後期交響曲の録音の中では、これでも、最も聴きやすい。とはいえ、表情は非常に暗い。ほとんど絶望的と言ってもいいくらい(あ、CDジャーナルのレビューにも書いてあるか)。冒頭に現れるホルンのファンファーレから、重石でもつけて歩いているかのように重く、その合間のトゥッティは楔でも打ちつけられるかのように痛々しい。併録されている「フランチェスカ・ダ・リミニ」も重々しいが佳演。