多芸にして多才、多趣味な石田ショーキチさんの39歳にして初のソロアルバム。
映画、自転車、家族、若くして亡くなった親友、自らの過去、愛車ポルシェ、そしてロックンロール。
これまで自分が愛してきたものを美しいメロディラインに乗せ、ヴィヴィッドな歌詞で綴り、形に残すことのできる才能が彼にはある。
どの曲にも彼の思いが込められていて、それらに対する愛しさが手に取るように分かった。
ほとんどの楽器を器用に弾きこなす彼だが、自分には出せない音を奏でる人に対しては敬意を払い、客演してもらっている。
ジャケット写真も都会的でいてどこか懐かしい。
そんなわけで石田ショーキチの軌跡を描いたこのLOVE YOUR LIFEは11の作品それぞれがマスターピースの輝きを放っていた。

また石田さんの歌声をオリジナル新曲で聴けるなんて、とても嬉しいことです。
ＳＥが解散してからというもの、ＭＯＴＯＲＷＯＲＫＳもいつの間にか
活動休止（？）で、しばらくはプロデューサー業に専念するのかと思っていましたので。
相変わらずの美しいメロディライン、叙情的な歌詞など魅力は変わらず、
素晴らしい出来です。個人的には「Seth」「Fruit in season」「砂の城」
「ブラックバード」がお気に入り。もちろん他の曲も大好きです。
早くも次のソロ作品を期待してしまいます。

SCUDELIA ELECTROを通じてあらゆることをやりつくした感のある石田氏がどんな音楽を想像するのか興味はあったが、正直、あまり期待はなかった。それだけにこのアルバムの衝撃は大きい。
彼のキャリアを総括するような充実した楽曲群にクラクラする。特に、love your lifeのイントロから始まる圧倒的な幸福感。間違いなく30年先も輝くもので溢れている。これまで、一度でも彼の音楽に惹かれたことがある人なら、この一曲のためにアルバムを購入しても後悔はしないと断言できる。そして、多くの人にぜひ聴いて欲しいと思う。

10年以上前から石田ショーキチの音楽を聴き続けているが、彼が今、ここまで素晴らしい作品を生み出したことが正直信じられない。
一度でも彼の楽曲に感動したことがあるリスナーは迷わず購入すべき。絶対に後悔しない。

SPIRAL LIFEを初めてCDショップで聴いたあの瞬間。
SCUDELIA ELECTROのファーストをエンドレスで聴き続けた日々。

その時と同じ感動がここにありました。ほんとにずっと待ってました。

そして、I saw the light.

最も好きなあの曲のカバー。トッド・ラングレン。

この気持ちをわかる人は多いかもしれません。