インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

神秘の島 (上) (福音館古典童話シリーズ (21))

価格: ¥2,205
カテゴリ: 単行本
ブランド: 福音館書店
Amazon.co.jpで確認
おもしろすぎる! ★★★★★
ナイフ一本、懐中時計1つ、ロープと帆布が少し。
だいたいそれくらいの物だけを持って、無人島に不時着した男たち。

さて、こっからが凄い。
土からレンガを、レンガから釜を、釜から陶器を。
そして金属を取り出すことに成功し、
金属から道具を作り、道具で様々な物を生み出していく。
さながら人類文明の黎明期から現代までを、
フルスピードで追っているかのような面白さだ。

アザラシを殺して得た油から、石けんを作ってお洗濯♪
だけでなく、ニトログリセリンを作って池を爆破w
地形を変化させ水の流れを変えるという、巨大工事までやっちゃいます。

大人でも面白いです。
ちなみに、これを単純に「冒険もの」と言ってしまうと、
ワイルドな冒険野郎が、勇気と筋肉と運で
危険を乗り越える的な語弊があるような気がする。
ヴェルヌの面白さは、人間の理性と知性を賞賛する点にこそあるのだから。

最終的には、エレベーターを手に入れ、
通信網を発達させ…いったいどこまでいくの?
というところで、ちゃんとオチもつけてくれる。
海底2万マイルの謎も解決。
魅力的な男たちの漂流記 ★★★★☆
 子ども時代の愛読書。漂流記ものとしては、私の中で最高ランクにある。山積する問題を科学的な知識で乗り切っていく物語、実に面白かった。一応児童書扱いされているが、大人でも十分読むに耐えると思う。
 星が四つなのは、ネタばれになるが、ヴェルヌ描くところの一番の有名どころが最後に登場しちゃうところで、神秘が神秘でなくなってしまうから。子ども心にも、ちょっとガクッときた。
輝く神秘! ★★★★★
ロビンソン・クルーソー、十五少年……。小説史上、多くの冒険者が無人島へと流れ着いた。だが、この物語の五人の主人公達ほど無防備な漂流者はいるだろうか?彼らは十分な食料も衣服もなく、火さえ満足にならず、さらにリーダーさえ失ってしまうのだ。

だが彼らは屈しなかった。大いなる自然に知恵と勇気で立ち向かい、漂流地を豊かに作り変えてゆく。いつしかリーダーも復帰し、脱出へと野望を燃やす彼らだったが、この島には想像もつかない秘密があったのだ……。

立ちふさがる問題を科学的根拠で次々と解決していくヴェルヌお得意の手法はもちろん、物語の冒頭から最後までを覆い尽くす巨大な「謎」の魅力はページをめくるのがもどかしくなるほど。上下巻、あわせてお楽しみください。

冒険にあこがれる人に ★★★★★
「海底二万里」続編の前編。南北戦争中、南軍の捕虜となった5人の男達が、たどり着いた島を勇ましく開拓していく物語。
 ジュール・ベルヌの描く作品の主人公達は、純粋で正義感が強く、読んでいる私たちに勇気を与えてくれますが、この作品の主人公である5人の男達の行動も読んでいる人の心に、困難に打ち勝つ勇気やすがすがしさを与えてくれます。

 また一方で、「海底二万里」と同じように、語られている植物・動物・鉱物などに関する広範かつ詳細な知識も魅力の一つとなり、想像力をかきたて、まるで太平洋上の島にいるかのように感じさせてくれます。

 ただ、冒険にあこがれる人なら理屈抜きに楽しめる作品ですし、様々な読み方が出来るのもジュール・ベルヌの作品の良い所だと思います。何回読んでも初めに読んだときの驚きや新鮮さを失わないジュール・ベルヌらしさにあふれた作品です。