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SCENE

価格: ¥2,500
カテゴリ: CD
ブランド: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
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すごい ★★★★★
この歌達はすごいのばかり。そんな印象が中学の時に、感じました。勿論、ガキではあったので本当の良さとかが分かったか不明ですが、いまだに聴くと才能とはいい影響を与えてくれるものであり、音楽もそれからは私の隣にいることになったんです。
日本的な歌風景のまほろばが凝縮され、飛鳥のVo.の美しさが最も表れた作品だと思います ★★★★★
服部良一の「蘇州夜曲」は無数の歌手が歌っていますし、私も少なからず耳にしてきましたが、ここで聞ける同曲は中でも非常に深遠で高い湿度になっています。水墨画のように濃淡が美しく、空白の余韻に誘われる引力があります。それは編曲もさることながら専ら飛鳥の幽玄がかった声の表現によるものでしょう。出来るだけゆっくりのスピードでそしてたっぷりとレガートを描いてゆきますが、決して豪放な描き方でなく極めて緩やかで滑らかな美しさなんですね。また子音を軽くタッチしてゆく声の筆遣い、儚い表現など内に広がってゆく艶やかさでこの曲の美を表出しています。彼にとって同曲は幼い頃からその旋律に惹かれ、彼のノスタルジーを形作る重要な曲だったそうです。

さて今作は彼の引出しの一つである日本的な歌の要素、歌謡曲やフォーク、童謡までも融合された濃密な懐かしさで溢れ出ています。また一方では女性への提供曲を自ら歌うため、男が女を歌う面白さが先の日本的な郷愁の側面と相乗し合い、作品に強い陶酔感を生んでいます。それは、そもそも日本語にある女言葉(それへの抵抗感はさておき)に一つの美が介在することと、古くは「土佐日記」や「とりかへばや物語」から始まり、歌舞伎、太宰治作品等、伝統的な男が女を表現する日本の文化側面のたおやかさから来る感覚とも思えます。今作はそういう部分と郷愁が結びついた面白味、美しさでした。
糸井重里氏は土佐日記について「自分のなかの『男成分』を振り落とすことで、 できることがけっこう増えるような気がします」と述べ、男の中には「女成分」が女の中には「男成分」があり、まるごと「男」「女」はいないと仰っています。今作は当にその“出来ることが増えた領域”が魅力的な作品なのでしょう。
1はちあきなおみへの提供で松山千春がべた褒めした名曲。3は中森明菜、8はテレサ・テン、10は布川敏和、7は少年隊への提供曲です。
記念すべき ★★★★★
ASKAソロデビューアルバム
バンドブームと重なるという不運もあって、セールスは伸びなかったものの、ファンの間では非常に高い評価を受けている一作
女性歌手への提供曲が多いが、ASKAがそれを何の違和感もなくカバーしているのも見もの
創り手の想いが込められた歌声 ★★★★★
どの歌もASKAがどんな気持ちを込めてその歌を作り提供したのか分かるような、心のこもった歌声に聞き入ってしまう。
何度繰り返し聴いても飽きない曲ばかりである。
その中でイチ押しはASKA本人の曲ではないにも関わらず、あえて選ばれた「蘇州夜曲」。
数々のシンガーがカバーするこの曲もASKAが歌えばまた一味違う。
是非聴いてみてください。
女性性 ★★★★★
女性歌手に提供した曲も収録されていますが、もちろん男性の立場で書かれた曲もあります。
ここで特筆すべきは、ASKAという人の詞の才能。女性の歌ではなく男性の歌として書かれたものであっても、どこかフェティッシュなのです。悪い言葉で言えば「女々しい」。けれど、その女々しい部分こそが、聴く者の心を吸い寄せる。このアルバムでは、歌唱法も、全編にわたってフェティッシュです。余談であっても言わせてもらえば、CHAGE&ASKAとして発表した「PRIDE」というアルバムの中に、「砂時計のくびれた場所」という曲があるのですが、その曲も男性の視点に立って書かれた曲です。しかし、やはりフェティッシュな部分が確実にあると感じます。
このアルバムの中の曲はすべて歌謡曲といってさしつかえないと思います。音は古いですが、そういったことよりも、「人の心を掴める」という、音楽の根本的な魅力が詰まっているアルバムです。昭和の匂いが漂っているアルバム。