この本は今から約20年前の僕が小学2年生の時に、担任の先生が生徒みんなの為に学級の本として買ってきてくれた本 実はこの本は歌にもなるみたいでよく先生がピアノに合わせて歌ってくれてました 今でも歌もその頃の事も先生の事もよく覚えています。3年前の今は4歳になる長女が初めての1歳の誕生日の時に、娘の為にこの本を本屋さんで注文してプレゼントしました。何年後かに娘が2年生になった時に、この本はお父さんが2年生の時に読んだ本だよと歌と一緒に教えてあげたいです。…自分の感想になってしまいましたが、この本はブルッキーとかわいいこひつじが仲良く歌ったり公園を散歩したりお部屋を作ってあげたりと、とてもあたたかく感動できる内容のおすすめの本です。

内容は至ってシンプルです。
１ページ１枚の白黒のシンプル極まりないイラストに、
ささやかな、そして、非常に優しさと愛のこもった一文が添えてあるだけ。

ブルッキーは、ひつじをとても可愛がります。
歌を教えたり本を読んだりしてあげます。
でもひつじは、めえめえめえとしか言えません。
ひつじはひつじであってそれ以上でも以下でもないからです。

ひつじがどんなに無力でも、何も出来なくても、
【ありのままの姿のひつじ】を、ブルッキーは「だいすきだいすき」と言ってくれるのです。

この絵本からじわりじわりと伝わってくる【無償の愛】に打ちのめされてしまいます。

めまぐるしい毎日の中で見失いがちな、愛するものを心から慈しむことの素晴らしさを思い出させてくれます。なにかの目的の為にではなく、ただ共にいることの幸せ、心を通わせることによって得られる安らぎ、そんなことが心にしみじみひびいいてくる絵本です。読むたびに優しい気持ちに満たされます。

動物を愛する気持ち、接し方はもちろんのこと、友達や年令の違う人達との接し方をすごく間接的に表現しています。とても心あたたまる描き方をしていて、それでいて押し付けがましくない・・・　幼児から大人まで楽しめます。絵がとってもキュートです！