著者の好みが多分に入っている内容だと
思われます。
そのため、この人が王子なの？という人もいれば
どんぴしゃと思える人もいたりと、微妙な人選です。

特に、ドラマの役柄からの人選などが多いため、
時期を外して買った人間に取っては、
非常に古く感じてしまうところもあり、
雑誌のテーマを強引に一冊にまとめたと
思えなくもありません。

ただ、服飾史とかは興味深かったです。
非常に好みの分かれる本です。

「何でこいつが王子やねん！」とか「何でデーモン小暮閣下が２次元キャラよりも○○やねん！」とかいったツッコミどころが山のようにある、「王子辞典」と称したこの一冊。興味の湧かない人には間違いなくゴミのような本であるだけに、読んで楽しめなかった人は自分の「本を選ぶ目のなさ」を反省した方がいいかもしれない。

人によってはそんな価値しかないネタに、ここまで情熱を注ぎ込む人ってのも、世の中には確かに存在するわけで。そんな人はそんな人でいたほうが、楽しい世の中なのではないかと。

無理して読む必要はない。もしつまらないなら、さっさと放り出すか、こういうネタに食いつきそうな人に回してあげればいいだけのこと。

要潤が薔薇持ってるのとか笑えた。
バイオリン持ってて爆笑した。
王子様ブームだけど、この本のノリはちょっとおかしい。
ハンカチは載ってたけど、ハニカミはいなかった。
好みはあるだろうけどね。
面白いかった。

ページ数、価格、内容のバランスが良くありません。
それなりのページ数はあるものの無駄な文章と企画でむりやりページを埋めてごまかしているのでは？
これが雑誌の特集記事なら面白いけど本一冊というのはキビシイ。
この内容でこの値段は高い。

巻頭のカラーページは見応えがあって良いと思いましたが、
それもページ数が少なくほとんど白黒ページなのにはがっかり。
しかも写真が小さくて辞典と言うよりはコラム的な読み物や、
ちょっとこじつけに思えるような謎な企画が多く、価格の割りにはまったくお得感がありません。
これなら素直にお目当ての『王子様』の写真集でも買った方が良かった気が‥‥。
辞典と言うより、書いている方の思い入れを延々と読まされる内容で、
（＋王子とは関係ない第三者のインタビュー）
正直、宣伝文にあるような「王子を堪能」とはほど遠い内容かと感じてしまいました。
残念です。