これ買うくらいならパンフレット貰えば十分
★☆☆☆☆
ただひたすら提灯持ちに終始しており、読者が関心を持つであろう他塾との比較や問題点の掘り下げ等といった取材の姿勢は皆無。無料配布の宣伝物ならまだしも、金を取って読ませる文章では到底ない。
親には参考情報として役に立つ
★★★★★
同様の本を3冊も出版しているのはどうかとも思うが、親にしてみると提灯記事であろうと参考になる。どんどん書いて下さい。
SAPIXの紹介本
★★★☆☆
早いもので、小生の子供も小2となった。最近女房が中学受験の件でこうるさくてたまらない(笑)。過日、一家でとある学習塾の見学に行ってきた。それが、本書で取り上げているSAPIXである。
小生も、約30ウン年前の中学受験生であるが、当時の個人的な悲惨な経験(全敗(笑))から、あまり前向きに考えていなかった。
後日郵送されてきたパンフレットのスミに、本書が紹介されていたので読んだ次第。
ハッキリ言えば、SAPIXでの講義内容と体験者(含む家族)の取材記事を本にしただけであり、それ以上でもそれ以下でもない。
興味深いのは、書中に登場する家族のインタビューだ。そこには、「学校の授業がSAPIX(のよう)だったら、どんなにいいだろうか」とあった。
学習塾は公教育と違い、市場原理が働いているからこそ、「受験市場」に参加している「参加者」が、受験生同様に切磋琢磨するのだろう。少なくとも小生自身が「受験市場」の「参加者」であった頃とは、様変わりしているのだ、という認識だけはすることができた。
SAPIXは現在「中学受験市場」の勝者であるようだが、身も蓋もないことを言えば、こういう書物が出現すること自体がブラックスワン理論で知られるタレブ言うところの「勝者バイアス」の事例とも言えよう。
心して、再びの「中学受験市場」への「参加」を行いたいと思う。
サピックスの提灯記事
★☆☆☆☆
著者の本はサピックス礼讃記事に溢れていて、綿密な取材や、是々非々の姿勢が見られない。
大体がパンフレットに載っていそうなものばかりだ。
他の塾も取り上げる本が出て、その内容を吟味したい。このままでは提灯記事としか読めなかった。
提灯記事だと思って読みませう
★★★☆☆
いささか取材対象に肩入れしすぎで白けるも、私のような門外漢には「SAPIXの授業」の臨場感が味わえたのは良かった。
ただ東大ブランドの揺らぎとか、受験勉強は人生に役立つ、といった価値判断が混じるとどうも頼りない。
「SAPIX」へ通学を考えている親御さんはせいぜい授業やテキストの使い方など大まかな雰囲気を参考にすれば十分だろう。
私は正直本書で挙がっているような伝統的超進学校に入ったら人生きつそうに思う。
麻布出身の宮台真司が書いていたが、ガリ勉は受験前に要領のいいリア充にことごとく追い抜かれるそうだ。
彼の自慢は鼻につくが、ほんとに勉強はさらっとで東大行く人を私も見てきた。
そいう人は多分受験勉強は人生の役に立たないと思っているはずだ。人は空虚さを意味で埋めようとするが。