前々からアイドル歌手のベスト盤が出てることは知ってたのですが、島田奈美ちゃんのは恐らく「ないだろう」というのが私の考えでした。が、ふとしたことから見つけ、購入に踏み切りました。
モモコクラブの時代から注目してたのですが、こんなに３〜４ヶ月に１度の割合でシングルを頻繁に出すアイドルは当時、あまりいなかったように思います。
私的にはおニャン子ファンでしたが、彼女の曲は何とも可愛らしい。特に私的には「Free Ballooon」と「パステル・ブルーのためいき」が好きです。

「ハロー・レディ」の歌詞。「光と影の三叉路で、私、光の道選ぶ」というなにげない強烈なフレーズに感動。同時期に連続して歌詞を提供した中山美穂、芳本美代子、山瀬まみ達よりも力が入ってる気がする。個人的には松田聖子と90年代のCharaを繋ぐミッシングリンクは彼女だと思う。後半のダンサブルな曲も良く、捨て曲は少ない。「12月のフェアリー」みたいな先祖がえりみたいな感じの曲は本人的にどうだったんだろう?こんな後期にシングルで切るには幼い感じが少々浮いてるかも。

欲しい、欲しいと願っていたけど廃盤の案内ばかりで手に入れられなかった島田奈美のCD。発売されたのを知ってすぐに購入しました。静かに待ち望んでいた方がたくさんいたんだと思います。買えてほんとによかった。＜タンポポの草原＞を聴けてほんとによかった。

アイドルとして引退後、音楽ライターやラジオのDJとして現在も活動する島田奈央子(奈美)さん。ハワイアンソングのアルバムを機に歌手活動も再開され、そんな中で今回のベスト版が発売されたわけですが93年に発売されたベスト版が少々中途半端な内容でしたので、こちらのベスト版は一応の区切りとして私はお勧めします。

なぜ、２枚組とかそういうのは抜きにして、
この時期に、いきなりベストを出すっていうことに、
すごい敬意をはらいたい・・・ある意味。
島田奈美の歌手生活は、わりと曲数のわりには短く、
シングル曲のオリコン初登場が100位になったときに、
すでに引退を視野にいれていたらしく、
その後、パーティーを開いて、歌手生活どころか、
芸能界から完全に引退を果たしている。
そのパーティーに来賓としてきていた、
同じ時期に活動していたアイドルの「姫乃樹リカ」に
「惜しい」と言わせたという話があるが、
事務所側も、すでに次のアイドルの売り込みが決まっていたので、
さっさと引退が決まった、島田奈美のベストである。
せっかく2枚組で出ているのに、音が非常に悪い。
多分、これは勘であるが、マスターリールに、
たぶんアグファ社のモノを使ったのではないかと、
それが原因と思われる。
そもそも、島田奈美のシングルやアルバムって、
元々音がよくなかったので、今のマスタリング技術を持っても、
ここまでかっていう気もするのだが、
それでも独特の音をもつアイドルだったので、
そのへんがちょっと惜しい・・・。
歌の内容は、正直好き好きだと思う。
私は嫌いではないが、別にコレと言って、好きでもない。
まあ、世界観はあると思うが。