さて、あすかあきおの惑星論第二ステージ、と本人の銘打つシリーズの端緒となる本書ですが、第一ステージの中核であったヴェリコフスキー理論に加え、原始キリスト教シリーズ、プラズマシリーズ、カッバーラシリーズのそれぞれの研究成果をごたまぜ^H^H^H^H融合して、より一層の奇想天外な結論を導く手法は見事の一言につきます。
得意技である「以前に論証して、可能性があると結論できた命題に関しては、その後無条件で真実として扱える」という技法は、さらに完成度を増し、足掛け数年に亘る前フリと応用というカタチで、本書、およびこれに続く第二ステージの処々に見て取れることでしょう。いっぱしのあすかあきお読みを自認する方でも唸らされること請け合いです。
まさか火星人面岩を、あのヒトの肖像だと見破るとはっ…!