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夫婦の格式 (集英社新書 451C)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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著者の考える夫婦のあり方を紹介する ★★★★☆
本書は、「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」の脚本を手掛けた
著者が、夫婦のあり方について、ご自身の考え方を語った本である。

ご自身も結婚生活を長く送られ、ご主人の最期まで寄り添った経験
を踏まえ、主として女の視点から、夫婦生活を送る上での心構えや
気をつけるべきことが書かれている。タイトルには「格式」とあるが、
内容的には、「女性として、妻としての心構え」といったところで
ある。著者ご自身がなさってきた、妻として、夫を立てながら見守り
続けるという達観した姿勢が主張の根本にあり、夫婦喧嘩、子育て、
家事、姑との関係等について話を進めている。

古き良き時代の日本における「良妻賢母」を思い描く方には、読んで
いて同調する部分が大きい本だろう。

親しき仲にも礼儀あり ★★★★★
「夫婦の覚悟」だいわ文庫を読んで、本書を読みました。
両方ともほぼ同じ内容ですが、本書の方がより具体的で分かり易く著者の人間性が垣間見れるようなエピソード満載で面白かった。

20代未婚女性ですが、著者の夫婦観がスーッと入ってきました。
身体の構造からして違う男と女の間に平等はありえず、男女それぞれ役割は異なると説いています。
団塊の世代の両親を持つ私としては、夫を家長として敬い時にはおだてることも必要なのだという言葉に目が覚めた思いでした。
妻本位ではなく夫を優先し立てることで自然と円満になる。
男性の精神構造を知って、賢く立ち回る方が妻の精神衛生上にも良い。(笑)

古き良き昔の時代の夫婦から学びがいっぱいあります!!!
橋田ファンにしかオススメできない ★☆☆☆☆
ウォッチ気分で手に取りましたが、タイトルが大げさ。せいぜい『スガコ流・夫の操作術』あたりが妥当でしょう(そうすると売れないんだろうけど)。

要は「世の妻たちよ、私がしてきたように夫を立てよ。尽くして我慢することに自己の存在意義を見出すべし」というご高説がつづられている本です。
したがって、橋田ドラマのファン、あるいは橋田さんの考え方に共感する人が読んで、「そうそう!まったく今どきの若い夫婦の情けないこと…」と溜飲を下げるぐらいしか用途が見出せません。というか、そういう読者層を当て込んで出されたのでしょうね。
それ以外の人間には、たとえて言えば「結婚の挨拶で親戚宅を訪ねた際、そこのおばあちゃんにされた時代おくれなお説教」みたいなものかと。

まあ、珍品として新書に入れておくのもありかもしれません(笑)。

ところで、ご主人を「マザコン」と言っておられますが、ご自身も立派なファザコンとお見受けしました。
そういえば向田邦子さんもファザコンでしたね。いわゆる「理想の家庭像」を描き出すホームドラマの書き手には共通する要素なのでしょうか。
昔の日本は良かった ★★★★☆


 渡る世間は鬼ばかり、おしんの著者が書いた、夫婦のあり方の本です。
 「男は甘えん坊で」「母親に甘えるのと、妻に甘えるのは違う」とわた鬼から
は想像も出来ない、橋田さんの考え方が理解できます。
 橋田さんもマザコンのだんなさんを持っていたようですが、男と言うものは
本来マザコンと割り切っています。
 わた鬼ファンの私は、ドラマの中の男たちの発言の意味の深さが伝わって
きます。
 是非、マザコンのあなたも読んでみてください。何かが吹っ切れるとと思い
ます。
人生の先達の言葉 ★★★★★
著者の夫君(元TBSプロデューサー)は昔の男(1929年生まれか)であるから、
妻に「ありがとう」なんて言わない。
誕生日プレゼントもあげたことがない。
新婚旅行初日から現地で接待され午前様。
しかもA型人間の典型で帰宅するや掃除の出来にも文句を付ける。

そんな夫君が逝去したとき、著者はこれで夫君が自分だけのものになった、と安堵したという。
浮気していないか、きちんとご飯食べているか、事故に遭ったりしていないか、
等々、心配で仕方なかった。でも、もうこれからはわたしだけのものなのだ、と。
そして20年を経た今も、
「彼は、今も、私と一緒にいる」
「ずっとそのまま、ごくふつうに、わたしのそばにいる」と言い、
夜中に「ご飯作らなきゃ」と飛び起きることもある由。
そんな深い夫婦愛に打たれた。
正直に告白すると、私はこのくだりを読み電車の中で涙した。

人生の先達の言葉は重い。
勿論、現代では通用しない部分もあるが、それも含め心して読みたい一冊である。