他のレビューにもあるように、確かにこの頃似たような曲の連発でがっかりはしていた。
でも作詞家としては表現力には乏しいとは思うが、なおさら聖子本人が書いた詞なんだと実感できていろんなことを私は想像してしまう。
ファンの前ではいつも元気で前向きなパワーを見せてくれる彼女が、歌の中だけで自分の心の中にしまっている切なさを見せてくれる。それが私は好き。この曲もそんな歌の１つ。
彼女の輝きは単にカワイイからだけではない。人には語れぬ多くの辛い経験を乗り越えたからこその輝きだ。
それを今さらながらこの歌でも感じるのだ。
あえて言うのなら、編曲やアレンジをいろんなプロに頼んで工夫してくれれば印象はだいぶ違うはず。
歌の内容も恋愛や単にがんばろう的なものだけじゃなく、大人の女性としてもっと他のテーマも書いて欲しい。
今の女性たちが日々戦っているものは恋愛だけじゃない。
彼女なら描けるはずだしそんな歌を歌ってほしい。
そういう意味ではやっぱりもったいないですね。
DVDの映像も聖子は綺麗だけど、もうちょっとお金をかけて工夫してほしい。
本編の構成よりエンディングの撮影風景の方が面白かった。
本当は★５つつけてあげたいけど、欲張りなファンとしてさらなる可能性に期待を込めて★１つ減らしました。
まだまだ多くの魅力を感じさせる聖子さん、これからも応援しています。

また今回も…一度聞いただけでした。また同じような曲だろうな〜と思いながらも聖子さんは好きなので購入してしまうのですが…

自作詞作曲による路線も、ちょっとマンネリの感が。。似たようなメロディと歌詞で、数回聴いて飽きてしまいました。
ここいらで、自作詞作曲にこだわらず、また別の方が作った曲を歌ってみるのも、いいのではないか？と思います。往年のファンですが、まだまだいろんなことに挑戦していって欲しいですね。次作に期待です。

聖子のやさしい、あったかい、夢見るような世界は健在である。ただ、バラードは難しい。寂しければ、せつなければそれでいいというわけではないだろう。なぜ？懐かしさだけを歌うのか？最近（ここ3年くらい）の聖子のバラードは、届かない愛を歌っている。聖子の真骨頂は、かわいく、ぶりっこでも、その内側には心の強いい自立して行こう、従順ではない積極性（選びとっていく主体性）があることである。
　それが、聖子のバラードから影をひそめているように思える。
　たしかに、聖子の難しさは、40、50、60の恋や愛をどう歌うのかである。聖子の年令の40代はの恋は過去や片思いや、不倫だけだろうか？
　聖子は、難しい課題に直面している。

曲は、アルバムの捨て曲程度の出来栄えで、悪くはないけれど…という感じでしょうか?
ここ数年のビブラートが効きすぎた歌い方とあいまって、作品自体のオバサン色がどんどん増している気がします。
DVDは…あの作品なら、正直なくても…としか言えません。

長い間、松田聖子という(敢えて言わせて頂ければ)ハイブランドを守って行くのは本当に大変な事だと思います。
しかし、ここ数年は、そのブランドに頼り過ぎて、作品がキャラクター商品になり下がっている気がして残念でなりません。

色々あって、ご本人が作詞作曲をなさっているのかもしれませんが…
ステージや楽曲制作、その他、最近はアグレッシブな活動をされているようなので、 もし可能ならプロデュースや作家さん等、外部に任せた作品と、ご自身制作の作品と、複数(年アルバム2枚とか)制作して頂きたいです。

何にせよ、(年齢だけが理由とかではないでしょうが)この先、松田聖子という、これだけの素晴らしい存在(ご本人もブランドとしても)を、ただのキャラクター商品にしてしまうのは悲しすぎます。