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キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました (新しいえほん)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 大型本
ブランド: 金の星社
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理想のおとうさん ★★★★★
ニッコリ笑って会話の出来るお父さんが居れば、「子供は健やかに育つよ、絶対に。」と思う。
無表情、愛想なし、しかめっ面、そして口を開けば小言だけ…。此れでは若竹の如く真っ直ぐ伸びる子供の成長もクネクネ曲がってしまいそう。

さて、キツネのお父さんは、笑って何と言ったのだろう。

今夜のご馳走にするブタを捕まえてくると笑いながら言って出かけたキツネのお父さん。だけどキツネのお父さんの心優しい性格から、どうしても子ブタを捕まえる事は出来ない。捕まえようと近寄っても「友達になりたいから」と答えてしまうお父さん。反対に子ブタとお友達になってしまう。
こんなあんなで手ぶらで家に帰ったキツネのお父さんは、ご馳走を待っていた子供たちにこう言った。
『そんな(お友達になった)コブタたちを食べられるかい?』と、ニッコリ笑って言ったのだ。

どうです、このキツネのお父さんの毅然とした態度。なかなか真似の出来ることじゃない。
明日からの生きる糧の心配はあるけれど、我が身をもって道徳的な生き方を子供に伝えるお父さん。武士は食わねど高楊枝の心意気を子供たちも分かってくれるといいね。
ちょっと教育的ですが… ★★★★☆
おいしいコブタをつかまえて家族を喜ばせようとしたのに、コブタ達と知り合ってしまったことで食べられないお父さん。

いろいろあるけれど、結局コブタをつかまえて帰ることが出来ませんでした。でも、お父さんはニコニコしてしまうのです。そして、キツネの家族も一緒にニコニコしてしまうのです。
お父さんがニコニコと幸せそうだから、きっと楽しみにしてたお土産がなくても許せてしまうのでしょうね。素敵な家族だな、と思います。
とっても良いお話です。心がほのぼのしますよ。

でも、「この絵本は、子どもたちの心ゆたかな成長を応援する、株式会社金の星社と株式会社メイトとカルピス株式会社が協力して制作したものです」という後書きを読むと、なんとなく教育的な匂いを感じてしまいました。

コブタ達はキツネがコブタを食べるものだということを知りませんでした。だからキツネのことを警戒することもなく、普通にコミュニケーションすることが出来ました。
こちらが敵だと思って近づいても相手が受け入れてくれたら、戦争もなくなるのかもしれない、と思わせられます。
こぶたをつかまえにいったはずが・・・ ★★★★★
キツネの一家のおとうさんは、家族においしいこぶたをつかまえてくると言って
でかけていきます。
ぶたの街についたキツネのおとうさんは、つかまえようと忍び寄りますが・・・。
人のいいキツネのお父さんは次々と予定外の行動をとってしまって思いもよらぬ
展開に。
楽しいお話の最後には、優しくあたたかい気持ちになります。