夜の女皇編 完結
★★★★★
6巻から続いた「夜の女皇」編も、ついに完結です。
人形使いが珍しく痛い目見てます。
兄妹がようやく再会し、過去についてもほんの少し触れます。
アベルが犯した罪とは、クルースニクとは何なのか
謎は深まるばかりです。
後半はトレス神父が主人公の番外編、「GUNMETAL HOUND」を収録。
この巻の約半分を割いてミラノ公との出会い、兄弟機との戦いなど
トレスの過去が描かれています。
戦闘シーンはいつものドンパチと比べると、静かな緊迫感を感じます。
トレスの精神的な内面を描いていて、彼が機械として存在する意味、
葛藤や決意が巧みに描かれていると思います。
個人的にとても好きな話です。
この巻でスッキリまとまっていますし、あとがきもおもしろいです。
分け入っても分け入ってもトレスって……たしかにww