ストレートな作風。Tom Wallingのドラムがよい。
★★★★★
いまからすると脱退したベースのMillerのメロディーへの貢献が光っている気がする。
トータルタイムも52分と聞きやすい分数で一曲、一曲も短く、シンフォニー・エックスのアルバムとしては一番ストレートな出来ではないだろうか。
彼らにしてはメタルというよりもかなりプログレ寄りのアルバムだと思います。
トラック2に代表されるようにのバンドの全体として聞かせる作風が私は非常に気に入っています。最近はMillerも脱退してロメオの曲がほとんどになってしまい私はこのころの方が好きですね。
個人的な好みで恐縮ですが私の好みからするとTom Wallingのドラムの方が好きですね。
彼はセッションドラマーらしいがドラム教師だけあって技術的にも素晴らしいです。
言葉で表すのは難しいですが曲にピタッと合っていてかっこいいです。
アメリカ産とは思えぬメロディ・センスは健在
★★★★☆
前作「DIVINE WINGS OF TRAGEDY」で株をさらにあげたアメリカ産様式美バンドの4thフル。
今作では、ドラマーがジェイソン・ルロから、セッション・ドラマーのトム・ウォーリングにチェンジしているが、こちらもテクニカルな実力派で特にマイナスな要素は無し。
つまり、今作も、テクニカルなメンバーによるテクニカルな演奏が楽しめるヘヴィ・メタル作品に仕上がっている。
前作収録の名曲“OUT OF THE ASHES”ほど殺傷力のあるナンバーは見当たらないものの、相変わらずアメリカ産とは思えない優れたメロディ・センスを感じさせる楽曲が並んでおり、疾走曲#1“Smoke And Mirrors”やベートーヴェンの「悲愴」をモチーフにしたインスト#3“Sonata”からドラム・フィルで一気になだれ込む#4“In The Dragon's Den”、和の旋律を大胆にも取り込んだバラード#8“Lady Of The Snow”など、日本人好みの佳曲はきちんと押さえられていると言えよう。
ただ、大曲#5“Through The Looking Glass”は正直、冗長な感は否めない。(スゴイんだけどね・・・^^;)
ややプログレッシヴながらも、ありがちな自己陶酔に陥らず、叙情味あるメロディを聴かせてくれる貴重な存在。あとはもうちょいキャッチーになってくると人気も更に上がってくるのではないだろうか?
ギターも凄腕なんで、メロディ派はもとより、テクニック派もそれなりに楽しめるアルバムなんじゃないかな。
彫刻系のジャケに惹かれたかたもゼヒ一度お試しアレ!(笑
発売された当時ハマッタのは④。
★★★★☆
アメリカ東海岸ニュージャージー出身の5人組の4作目。プログッレッシヴな展開を持つメロディアスな楽曲に、マイケル・ロメオのネオ・クラシカルスタイルのギター・プレイ、マイケル・ピネーラの流麗なキーボード・プレイ、ラッセル・アレンのパワフルなヴォーカルが乗る。楽曲の質、プレイヤー個々の技量、ともに非常に高い次元にある。イントロのギター・フレーズが耳に残る①、疾走感溢れる④、サビのメロディーが良い⑥などが好印象。これらのコンパクトな楽曲は聴き易いのだが、10分を越える長尺曲⑤などは正直、辛かった。最近の彼等の作品に収録されている楽曲は、このような長尺の物が多いが、本作で聴けるようなコンパクトでキャッチーな楽曲が聴きたい。
流麗なるシンフォニーサウンドここにあり!
★★★★★
アップテンポのメタルサウンド、そしてキーボードとギターの華麗なるサウンドが見事に調和した4作目。
特にスルー・ザ・ルッキング・グラス(パート1,2,3)は彼らの特徴といえる、ストーリーに乗っ取ったメロディが駆け巡る大作。バンドの演奏力、作曲能力を世に知らしめた1枚。マイケルロメオのギターワークもさすが!