私はアニメを見てからマンガに入りました。

アニメを見なくても話は分かります。過去が断片的に出てきますし。

でも、アニメを見たからこその辛さがありますね。ギャップもある。

アニメの最後にちらっと出てきた剣ちゃん、こんな奴だったのか、面白い。あと、神楽のイメージがちょっと変わりました。

一番変わったのは紀之ですね。びっくり。ま、アニメの最後でも、すでに性格変わってましたね。切ないです。たまに昔の紀ちゃんが顔を出しますが。

黄泉がどうして悪霊になってしまったのか、アニメでは丁寧に描いていて良かったです。マンガだと、あっそうなんですか、おきまりですね、って感じでさらっとしずぎです。

話の展開は良かったのですが、それぞれのキャラに感情移入しづらいような気がします。
個人個人の持つ過去が単調な解説になってしまっているのが原因ではないかと思うのですが、そのため意味深なセリフも臭いだけになってしまっていて少し残念でした。

神楽を守れないと焦りを募らせる剣輔は強敵･付喪神との実践を経て成長していく
また、一度は破られた相手･鬼童丸に､プライドを賭けて戦いを挑む京子
さらに､神楽と黄泉の関係。その深い因縁が明かされる!!
そして遂に黄泉が企む"不滅なる者"復活の時が…!!!

1巻では、ただ剣輔が神楽達に振り回されてるだけのドタバタ劇という感じでしたが、この2巻からストーリーは発展していきます
このストーリー展開で、あのラストなら次巻にも期待してよさそうです♪

前巻のすぐに終わってしまいそうな空気や、ハッキリしないストーリー展開から、余り期待していなかったのですが、余ったお金で購入してみると、物凄く進化している事が分かります。
まず、最初に衝撃を受けたのは、心理描写が非常に精密になった事です。神楽だけでなく、周りのキャラクターにまでこれを広めた事で、作品全体のノリが良くなったと感じました。特に京子が己の矜持に賭けて戦ったシーンでは、天才に嫉妬するエリートの姿を垣間見た気がしました。

この作品は黄泉を倒した後も続くかと思うので、その時には是非、ダラダラにならない展開を願います。