この作品が発表されて10年以上の年月が経っていますが今、学生の人でも学生時代はとっくに過ぎた人でも読むとまぶしいくらいに素敵だと感じる一作であると思います。
不器用でまっすぐな性格の街子、美人で学級委員で男性にもモテモテでありながら自分の好きな人にはうまく気持ちを表現できない神子、一見相反する2人が反発しながら実はお互いを心の中ではうらやましいと思いあっていたことがわかり、固い友情で結ばれていく・・・
個性がいっぱいのほかの登場人物も丁寧に人物像が書かれていてこんな素敵な高校生活だったらなぁ、と思ったものです。
とくに紀文さんは最高!!今でも大好きです。
実は主人公の街子と私の性格が実に似ていて(この話を知る人にはよく言われる)他人とは思えないのです。