流石に巧い!
★★★★☆
以前38曲入りで売り出されたものの編集版。
グルベローヴァの声がまだ瑞々しいころのもので
素晴らしいの一言に尽きます。
シューベルトやシューマンと違って、シュトラウスになると、
これだけまとまって録音されることはあまりないと思います。
勿論フィッシャー=ディースカウは別として、
女性ではポップやノーマンなどがありましたが、いずれも一枚ものでした。
ソプラノの声を愛し、楽劇でもソプラノに美しい旋律を与えるシュトラウスのこと、
やはりソプラノでしっかり聞きたいものです。
中にはグルベローヴァの声にあまりあってないんじゃないかと思えるものもあり、
ヒヤヒヤしながら聞かなければならない曲もありますが、
大半が大満足できる曲です。
高音ののびは素晴らしいし、ソットヴォーチェも息を呑むできです。
有名な曲はすべてカヴァーしているし、
シューベルトやシューマンでリートが好きになった人には必携のアルバムです。