健康法ブームともいうべき、数多くある○○健康法の中でも、「笑って動いて免疫力アップ！」は、金をかけずにすぐにでも実践できる何とも有難い健康法だ。
こんなにお得な万能薬がすぐそばにあったなんて・・・

ただ、無農薬・有機栽培の野菜にも発ガン性が・・・はあまりに強引な理論に感じられる。こだわり過ぎはもちろんよくないが、やはり農薬を目一杯に浴びた中国産の野菜より、自然由来の肥料で栽培された有機国産野菜を食べたいと思う。

著者は数々の賞を受賞した免疫学の第一人者。

本書の語り口はやさしく、とてもわかりやすい。
ストレスをためこみやすい、まじめな人におすすめ。

この本に書かれているようなことを多くの人が実践して、明るくおおらかに生きる人がふえれば、日本はもっと楽しい国になるのにな。と思った。

日本人は世界でも指折りの「まじめ国民」だけれど、
まじめは万病のもと。「〜ねばならない」の多すぎる人生から
一刻も早く足を洗い、やりたいことをやって、
ワハハと笑ってよく動き、仲間と楽しむ「不良」になろう。
免疫学の世界的権威による、おもしろい不良長寿理論。

どうしてタバコも酒もやめて、健康に人一倍気をつけている優等生が次々に
ガンに倒れるのか。マメで律義な「いい人」が、しょっちゅう身体をこわすのか。
逆に、ドケチでタバコ好きな爺さんが、いつまでもピンピンしてるのか。

昔から腑に落ちなかったナゾが一気に解けた。カギは「免疫力」にあった。
まじめは免疫力を弱らせ、寿命を縮める。
「病は気から」「笑う角に福来る」って、ホントなのだ。
１週間に900ｇもチョコレートを食べ続けて１２２歳まで生きた
マイペースなフランス女性から、著者のデパ地下「食べ歩き」道楽まで
笑えるエピソードも満載で、一気に読み終えた。