ノアの箱船や、天地創造、アダムとイブの楽園追放など、旧約聖書の有名なエピソードは知っていましたが、全体としてどんな話なのか知らなかったので、勉強のため購入しました。最初は図書館で探しましたが、全巻そろっておらず、仕方なくの購入です・・・

しかし、高い値段ではあるものの、注釈がしっかりついており、もともとのヘブライ語の意味など、しっかり書いてあったのでとても面白く読めました。例えば、イスラム教でブタを食べていけない、というのも元は、旧約聖書の中で書かれていたりします。またモーセは十戒などで有名ですが、モーセは約束の地に入れない＜メリバの水＞など、よくよく考えると（？）なエピソードも多かったり、読んでいて新たな発見がありました。

なお、８００ページ近くあるので、読むのに半年かかりました。しかし半年かけて読む価値は十分あります。

同じ出版社の赤い表紙のもの（へんな表現ですいません）は、１つ１つの書ごとにだされていて、全部買うととんでもないお値段になるので、割り切ってこちらを買いました。

キリスト教、イスラム教など、多くの宗教の大元となった旧約聖書。教養の深めるために一度じっくり読んでみてはいかがでしょうか？