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流行り神2 警視庁怪異事件ファイル(流行り神 the movie 恐怖DVD 同梱)

価格: ¥7,140
カテゴリ: PlayStation2
ブランド: 日本一ソフトウェア
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流行り神2 警視庁怪異事件ファイル(流行り神 the movie 恐怖DVD 同梱)
主義の違いなんだろうけど ★★★★☆
私の個人的な主義主張を脇に置いておけば面白い作品と思いますが、この話の製作者は、科学的見解という言葉の意味をかなり履き違えているような気がします。取り敢えずどう転んでも「この世には物理的見地では解明できない不思議なことがあるのだ」という類いの安易な不可知論的結論にこそ権威を持たせたいのだな、という路線が全編にわたって臭ってくるので、そこに目を瞑れない人は無理かな、と。

「科学ルート」と「オカルトルート」の分岐がある、という触れ込みも、厳密にその言葉の定義するところを考えると、「ディープなオカルト」と「ライトなオカルト」くらいの差くらいしかないような気がします。

登場人物の女性プロファイラー、賀茂泉かごめ警部補と解剖医の式部人見(どっちも美女)は物証主義の唯物論者という設定ですが、彼女らがしばしば超自然的現象を肯定するほかの登場人物を扱き下ろすのも、最終的に不可知論的結論が妥当なものにするための当て馬的な役割でしかないので、全体として物証の詰めが弱いです。魅力的な登場人物なのに勿体無い…。「オカルトルート」と「科学ルート」を、別のシナリオライターに書いて貰えば良かったのに、と思いました。

でも、主人公の刑事さんがとにかく面白い。刑事なのにすぐにでも呪いとか霊とか言い出すし、予断で行動するし、オカルトルートに行くと俄然活性化するので、毎度笑いが止まりません。で、主人公は可笑しいんですが、時々話がなかなか気味悪くて面白かったり。話の顛末はシナリオごとにいつも気になります。特に最初のシナリオ「黒闇天」は怖かったです。

前述のような難点はありますが、なんだかんだで面白いので★4つ。妙に濃い登場人物もポイント高いです。

物語はいいがスッキリしない ★★★☆☆
各話の核心にせまる部分がずいぶん曖昧な表現でごまかされてるのが納得いきませんでした。
証拠や動機も状況証拠のみで詳しい理由の説明が無く、仮にS評価を取って結論に至ったとしてもスッキリしません。

科学編なら証拠物件の立証や動機、殺害方法などの具体的な説明が無く「推理した」という実感がないです。
オカルト編もまた、なぜ怪異が起きるのか説明がないまま終わってしまいます。

「理由や結論を明らかにせずにあくまで都市伝説として終わらせる」
…のがこのゲームの特徴みたいなのですが、
純粋に推理を楽しみたいと思っていた身としてはかなり物足りませんでした。
評価4以上はまだ早い。 ★★★☆☆
前作プレイ済みの者から言わせてもらうなら評価4以上は付けがたいです。何故なら音楽はほぼ前作の使い回しで更に表情等に相変わらず大した変化なし。(観ていて次第に飽きてくる。)加えてメインストーリーの収録数はやはり少ないと思う。「もう最終話かよ!」と突っ込みたくなる程だ。それでも何故かお腹一杯に感じてしまうのは一話一話のボリュームがかなりある為だと思われる、が、裏を返せば無駄な文章が多すぎる為とも言えます。正直この文章要らないだろうと思う箇所が多々ありました。全部読まなくても重要な部分だけしっかり読んでおけば高評価は取れます。ただ難易度は前作より上がっていた分クリア後の達成感はありました。が、先程言ったような面での疲労感も同時にのしかかって来た事が自分的にはマイナスでした。
もし今度続編が出るならば疲労感を出させない工夫をして欲しいと思います。特に文章に関してはもっとしっかりと凝縮してまとめ上げてその分メインの話数を増やしてもらいたいです。
 
何かネガティブな意見が多いですが作品が面白くないわけじゃありません。(むしろ面白い!)前作よりシリアスさも重厚感も増していて嬉しい限りです。個人的にこの手の作品は大好きで、もっと雰囲気を活かしてより良い物に作り上げて欲しいからこそのダメ出しなんです。高評価はそう言う作品が出来た時に付けたいですね。まだ満足しては駄目だと思います。    続編熱望!期待してます! 
恐怖と人物 ★★★☆☆
キャラクターを大事にしすぎると恐怖は二の次になる。 というのが私個人の考えです。

では恐怖をスパイスにした人物間のドラマを、と期待しても、一話限りの人間関係にしかドラマはなく、レギュラーキャラの関係は依然変化なし。

事件という出来事を主体にするにはレギュラーキャラに伏線が有りすぎ、キャラクター主体にするには解答のない不可解な事件が多すぎる。
明確な答えを用意しないのが魅力でもあるが、それにしては伏線が主張しすぎる。

すでに次回作の構想があり、その先触れとして垣間見せているのなら納得できるが、さもなくば消化不良。

前作よりシステムが改良され、やり込める仕上がりに成っているぶんだけ、大事にしているキャラクターたちにドラマが起こらないのが残念でならない。

次回作には、一話ずつの恐怖を見せるのか、関わる人間たちの変化や成長を見せるのか、片方に偏ることを期待します。
地味だが良作 ★★★★☆
前作で不満だったボリュームも、今作では一話自体がとても長くなっていたので個人的には及第点でした。
システムもとても快適で、選択肢を間違えてもすぐにやり直せるので便利です。
話の内容が全体的にお涙頂戴的な物ばかりなので、もう少し不条理な話が有ってもホラーとしてはバランスが取れたかな?
でも話のレベル自体はとても上がっていると思います、前回は外れの話と当たりの話の差が本当に酷かったので…
前回駄目だと言われていた部分をちゃんと改善しようとするメーカーの意思も感じられて、私はとっても好きです。

ただ難を少しだけ言いますと、前作で良かったキャラの特徴を今回は全面に出し過ぎてしまったかな、と言う感じがしました。
その最たるは小暮さんなのですが、メーカーから「こーんなに強面なのに可愛いだろ」と押し付けられてる感じがすごくして…前回の恐がりで可愛い所と、しっかりした信頼出来る部下と言う相反する表情のバランスが良かっただけに残念です。
ゆうかさんも変な部分に突出してしまって…優遇されている人と不遇な人の差も激しいですね。犬堂警部はほとんど出て来ません。

それでも相変わらずメイン同士の掛け合いは面白いですし、前述の通り話も格段に良くなっているので前作よりは断然人に勧められます。最近出たホラーゲームでは一番丁寧で好感の持てる作品です。