弾丸ピッキングギタリスト、パット・マルティーノによる1970年の作品です。メンバーはEddie Green（エレピ）、Tyrone Brown（ベース）、Sherman Ferguson（ドラム）という構成ですが、1曲のみに盲目の天才サックス奏者エリック・クロスが友情出演しています。

このアルバムの売りはなんといっても12弦ギターを全曲で使用している点で、ワントーンの弾丸フレーズが12弦ギターによって奥行きと深みを伴って聴く者に襲いかかってきます。1曲目の「Blackjack」からいきなりエンジン全開で、多重録音による12弦ギターが圧倒的なテクニックで迫ってきます。この曲のみエリック・クロスが参加していますが、彼の存在を一瞬忘れさせるようなド迫力のソロは数あるマルティーノのプレイの中でもベストと言っても過言ではありません。マルティーノは同時期に名作「Live!」を発表していますが、この作品と合わせて聴いていただくことで、まさに全盛期のマルティーノのプレイを堪能できます。

ちなみに「Desperado」とはならず者という意味らしいです。

全曲良いです.ﾊﾟｯﾄ ﾏﾙﾃｨ-ﾉのｷﾞﾀ-は勿論｡他のﾄﾞﾗﾑ.ﾋﾟｱﾉなどの兼合いな
ど最高にかっちょいい｡聞いて損はさせません｡