彼の本は、昔から好きです。
思ってもいない角度からの見方で笑わせてくれるのに、実は自分も前からそう思っていたのよねー…と頷いてしまいます。
彼の本は、嫌なことがあったとき、忘れたいことがあったときなどに、つい手にしています。
これもそう。
自分の悩みなんか、どーでもいいことじゃんｗ　と気を大きくさせてくれます。

ほとんどハズレなしの、中川いさみギャグが満載された本。しかしこれは、そもそもギャグと呼ぶべきものだろうか？ギャグというと、なにがしかの勢いとかパワーが感じられそうだが、中川氏の場合はそういうものは感じられない。でも間違いなく面白いし、笑える。お笑い芸人にも、勢いやパワーなしで笑わせる人があるが、そういう手法とも違う。お笑い芸人は「笑わそうとしている」という意図をありありと感じさせるが、中川氏には果たしてそういう意図があるのかどうかも疑わしい。
繰り返すが、ほとんどハズレなしの、中川いさみギャグ満載の本。

　
　シュールなギャグでにやりとさせる。画がいい。
一見可愛げだが、展開される話のシュールさによく
合っている。いがらしみきおにも通じる変さがおも
しろい。