インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

歪んだ権威 密着ルポ日本医師会~積怨と権力闘争の舞台裏

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 医薬経済社
Amazon.co.jpで確認
日医が何をしているのかを知りたかった ★★★★☆
面白いことは面白いけれど、良くも悪くも元新聞記者の書く文章。政策論がほとんどなくて、政局論ばかり。
歴代日医執行部の人間関係は、ほーなるほどと思った。
一方で、日医が、日常的には何をしていて、厚生行政にどうコミットしてきたかに関しては、ほとんど何も書いてない。
よって21世紀に日医が必要なのかどうかも判断がつきかねる。そういう点では非常に不満が残る。
ここまで書いて委員会 ★★★★★
元朝日新聞社会部記者だけあって、事実の裏を(あたかもその場にいたように)実によくとっている。ここに書かれている4代にわたる医師会長選挙の舞台裏を、「日本医師会の暗闘」としてフィクションにしたならば、山崎豊子の小説のようにベストセラーになっただろうと思う。あくまでも取材した事実以上の推測を挟まずに文章にしているところが、記者魂の名残なのかもしれない。それにしても、ここまで書いて委員会?
理念なき権力闘争か! ★★★★★
日本医師会の実態をここまで辺縁から生々しく伝える書に出会ったことなし。
理念なき医師会。
そして、権力闘争が生々しく描かれている。

理念のために戦い合っているならばスッキリする。
しかし、そうではないという現実を伝えるこの書は、悲しい思いにさせる。
理念のために戦いあってほしいと 率直に思う。
しかし、「思想・理念の戦いも、最終的には権力闘争である」と言い切った埴谷雄高(はにやゆたか)の言を思い出す。
やはり、これが 現実なのか。
やっぱり。
つらい。
この実態を超える状況をつくることができるか。
それが 日本国民の課題である。
「欲ばり村の村長選挙」日本医師会会長はおいしいらしい ★★★☆☆
かつてケンカ太郎と言われた武見太郎元日本医師会会長は自らを卑下してこう呼んだ
『欲ばり村の村長』欲ばり村とは主として日本医師会の会員を占める開業医や
病院長のことを言う
日本の医師数はおよそ28万7千人。そのうちの6割、16万6千人が所属するのが
日本医師会である。総うちの半分、およそ8万5千人が、欲張り村に住む人である。

この本はその欲張り村プラス勤務医の親方選び(日本医師会会長選挙)の暗闘を描いたものである。
なぜ、そんなに会長になりたがるかというと、1に名誉欲、2に交際費年間4000万円。
身内の会社への利権等あるそうだが、僕には、そう魅力ある地位とも思えないのに暗闘するのである。

僕はこの本を日本医師会の暗部をえぐった本だと思い買ったが、
中身は医師会長選挙の話がほとんどだったのでちょっとがっかりである。

ところで著者は元朝日新聞記者である。小出版社の記者およびフリ−の作家として仕事をしているが、
著者と同じ立場の元新聞・放送の記者が本を書くと必ずこの嘆きを書き記す。
「昔の仲間がハイヤーで乗り付けて取材をしているのを見ると(複雑な気持ちのになるらしい)」
本書にも書いてあったので僕は声を上げて笑ってしまった。ハイヤーは余程いいものらしい。