インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

生命進化の物語

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 八坂書房
Amazon.co.jpで確認
翻訳が酷い ★★☆☆☆
内容は良さそうなのですが、翻訳が酷く、読むにたえない箇所が何カ所かありました。

例えば、
p26 「・・解糖という過程によって、グルコースをATPに変えることだったであろう。」
   不正確な翻訳です。グルコースのエネルギーを使ってATPを作る・・ならわかりますが。

p49 図版番号の間違い。
   図2-5ではなくて図2-7。

p58 引用しませんが、文章のつながりがきわめてとりにくい。一読で読みとれる人はいるのでしょうか。

p62 「およそ7億年前から、初期の超大陸は分割されていったと信じられている。次の10億年の間には・・・」
   7億年前の、次の10億年の間って・・・

この辺で完全に読む気が失せました。
翻訳だけでなく、出版社の本作りの姿勢も疑ってしまいます。

全部で365ページ。この後どれだけの間違いやいい加減な翻訳があるのかと思うとぞっとします。
命大切 ★★★★☆
地球誕生から生命誕生、人類誕生、そして現代人への警鐘までが書き綴られています。
全体的に著者が偏った主張を唱えているという訳ではありません。
あらゆる学説を著者が分かりやすくまとめ上げたという感じです。
薄味ですが、視野は幅広く、「どうして地球に生命が誕生したのか?」「なぜ進化が起こったのか?」等については、この本で理解することができると思います。
生物学の入門書としてお手軽ではないでしょうか。
確か、学生に向けて書かれた本だったと書いてありました。

ただし、日本語訳がイマイチなので、星ひとつ引かせて頂きました。
慣れれば大丈夫なのですが、直訳的な訳文が私にはちょっと合いませんでした。
タイトルに「物語」とありますが、美しい日本語を求める方には向いていないと思います。
進化の歴史と現代への教訓 ★★★★☆
 約39億年前に誕生した生命は、長遠の時をかけて変化・多様化し、今日まで地球を彩ってきた。英国の著名な動物学者が、その歩みを年代順にたどり、生命史の全体像を示す。

 生命は時に劇的な変化を遂げ、地球をまったくことなる風景に変える。5億4千万年前のカンブリア紀には、海生動物が一気に多様化。さまざまな種類の三葉虫や巨大な巻貝が海を占拠していた。が、続くオルドビス紀にそれらはほぼ姿を消し、代わって魚類が爆発的に増加した。著者はこうした各時代の様相を生き生きと描き出す。

 このような生命の姿は、揺すると景色の変わる万華鏡のようだ、と著者は言う。生命への“揺すり”となるのは環境の変化である。例えば、かつて地上に君臨した恐竜の絶滅は、小惑星の衝突とそれに伴う気候変化のためと考えられる。それを生き延びた鳥類、昆虫類、被子植物などがその後勢力を伸ばし、現在に至る。環境が生命に与える影響は絶大だ。

 今、地球は新たな“揺すり”の予感に脅かされている。わずか10万年ほど前に登場した人類が、地球温暖化という事態を引き起こしたからだ。今後、海面上昇や海流の変化で、気候の激変が予測される。人類は自ら招いた“揺すり”により、絶滅の危機にあるとの警告は、生命の興亡を語った後だけに切迫感がある。

 本書は悲観論では終わらない。生命の進化は人類に、過去から学び軌道修正する能力も与えた。エネルギー消費に歯止めをかけ、危機を回避することは可能なはずだ。大学1年生への生物学講義をもとにした本書は、進化の歴史と現代への教訓を知るための好著である。