純粋な気持ちを思い出します
★★★★★
普段の生活の中にいるような1組のカップル。
恋、夢、仕事に一生懸命な2人に突然訪れる転機。
Dreams Come Trueの有名な楽曲と、
松下奈緒さん、竹財輝之助さん演じる爽やかなカップルが
見事にマッチしている映画です。
現在の生活に悩み、「このままでいいのかな?」と
考えている方へ手に取っていただきたい映画です。
自分の気持ちに素直になることの大切さを改めて思い出します。
展開はいまいち
★★★☆☆
ただ、撮影シーンの綺麗さと、主人公同士のやりとりが良い。
曲に助けられたか?
きちんと「活動写真」のスタッフが作っているので、絵が綺麗。
★★★★☆
本作のストーリー自体は、ラストの花火が大きなポイントになっている。何か篠原組の大傑作「天国の本屋」に似てるなあ、と思ったら、脚本は狗飼恭子だった(笑)。同じ枠組みを別作品に使ってほしくなかったなあ。ともあれ、監督は平山組の常連・蝶野博、撮影は篠田昇の愛弟子にして、山田太一の息子・石坂拓郎が務めており、これだけのスタッフが揃えばそりゃ外さないだろう。特に石坂のカメラは篠田昇譲りの「空の青」が効いていた。中でもスペインの情景が最高だった。主演の松下奈緒は「砂時計」同様に幸薄げな役柄であったが、確かに憂鬱な表情が似合う女優だ(笑)。原田泰造の役はどうしても「天国の本屋」の香川照之を彷彿とさせるが、これは香川の演技が最上であったので、個人的には原田の演技が霞んでしまった。意味不明な方は「天国の本屋」を観てください。ラストの花火は横浜駅東口のベイクォーターでロケされている。実際あんなところで花火は上げられないだろう(笑)が、夢があってよかった。付属のオルゴールは微妙だが、特典ディスクがあるこちらの購入をお勧めします。
松下奈緒ファンなら絶対お勧め
★★★★☆
まずお話ですが、まあ恋愛ものの王道的な展開で、とりたてて珍しかったりはしない。
映画の構成も、至ってオーソで、想定内の範囲であり、運命的な出会い⇒別れ⇒後悔⇒再会⇒幸福。上手くまとめたとも言えるが、何か物足りなさも感じるそんな作品です。
しいて言えば、この出会いから再会までが10年近く経過していると言うことだが、この点にしても、このあと松下奈緒が出演する映画「砂時計」が有名で、内容が壮絶な分だけ、後者を上回る面白さは感じられない。
(あくまで独断と偏見ですが)この映画は松下奈緒か、竹財輝之助のファンでなければ、なかなか見ない映画といえる。
映画前半、スペインへの旅行の場面も含め学生時代の付き合ってるシーンが出てくるのだが、
やたら熱くて、ちょっと見てるほうが恥ずかしかったです。
恋愛は、意外とべたべたな人が多いから、リアルといえばリアルなのかも知れないが、松下奈緒だから許すけど、違う人だった場合は、ちょっと文句を言ってしまうかもしれません。(笑)まあ嫉妬なのかもしれませんが......
でもいいところもある。
その1、映像は凄くよかったですね。カメラワークも含めいいです。
これは監督のセンスなのか、それともハリウッドで鍛えた石坂拓郎の腕なのだろうか?
おしゃれなロケーションに、美男美女。特に奈緒の表情は上手く取れてました。グッジョブです!
その2、原田泰造の役者としてのセンスを感じましたね。
真横で彼の演技を見ていたこともあるが、もう自分にしか出来ないというキャラが
出来上がってますよね。何だろう不器用で、真面目で、どこか憎めない。
そんな役を見事、演じてました。
そして、その3、はっきり言って松下奈緒ファンは、絶対に見るべきだ。
とにかく奈緒の登場シーンが多い。
映画全体を見ていて思ったが、とにかく二人(松下・竹財)、もしくは何れかだけのだけのシーンが凄く多く、脇の役者たちの出番がホントに少ないんだよなあ。
おかげで奈緒ファンの俺は、これでもかと言うくらい彼女の魅力を堪能でき、それだけで90点。もうどのショットも美しく、可愛くて、にやけてしまいます。