成海の過去・・・。
★★★★☆
この3巻では、父親探しの方よりも成海の過去をメインに書かれています。
なので、父親探しにつては、あまり進展がありません。
今回は、亡くなった高校の同級生、折口はるかの彼が描いたという絵にあった「H・N」のイニシャルから水帆は、成海皓を思い浮かべ家を訪ねるところから始まります。
3年ぶりに訪れた彼の家は、かつて水帆が毎日のように成海とキスをし、優しく触れられて、初めて感情が動いた場所である。
3年前、彼は絶対に自分の手に負える男ではないと思いながらも、彼の何かに惹かれ、深みにはまっていった水帆。
それは、まるで中毒のようなもので、次第に彼に対する感情を全くコントロールできなくなった。
成海に触れたい、もっともっと深く・・・
頭で考える前に感情が動く。
それは水帆にとって初めてのことだった。
この欲求の行く先を知りたい。そう思った水帆は、また彼の家を訪れた。
しかし、彼は留守で・・・
勝手に家に上がりこんで彼を待つ事にした水帆は、いつもは鍵がかかっているはずの成海の母の部屋が空いているのを目にする。
好奇に駆られた水帆は、そこで衝撃のものを見つけてしまう・・・
成海と水帆の関係が明らかになってきたので次の展開が気になります。
次巻は、また半年後辺りに出るそうです。
是非、読んでみてください。