不思議な力が使える巫女さんの妖怪退治アクションマンガ！！ではありません（笑）

神社の後継者である主人公・まことは神様の使いの狐・銀太郎が見えて話せるだけで、あとは普通の女子高生です。銀太郎は占いや失せモノ探しが出来るので、その能力を人助けに役立てようとしますが、それによってクラスメイトの誤解を招いたり、銀太郎と喧嘩してしまいますが・・・

神社ってこんなところだよ〜という事と誰にでもあるような悩みや喜び日常を描いたマンガです。
銀太郎の不器用な優しさが好きです。

蛇足ですがあとがきで、このマンガの担当さんが銀太郎がケモ耳の人間じゃなく獣人でよかったと言っていたとありましたが、私もそう思いました（笑）

表紙がとっても素敵なので購入してみました。
普通の日常漫画なのに不思議ととっても心の温まるお話ですごく面白かったです。

絵もとってもいきいきしていてみんな憎めないキャラ設定、
その中でも神使の銀太郎はとってもカッコイイです！
その他出てくる狛犬の神使もかわいくて大好きです。

まことと銀太郎の距離感がとてもドキドキさせられました。
これからどうなっていくのかとっても楽しみです。
読み終えた後、心がじーんとあったかくなるとっても素敵なお話でした。
何度も読み返してしまうほどのお気に入りになりました。買ってよかったです。

その他にも知らなかった神社の参拝方法などが詳しく知れたりと神社が身近に感じられるように。
もっとみんなに読んでいただきたい一冊です。

一応自分も漫画を描く立場にあるので

描く側と読む側の立場を併せて感想を述べます。

まず、全体的にのほほんとしていていいですね。
バトル漫画が溢れるこの御時世でゎなかなか味があって良いかと。

主人公の まこと ですが、キャラは主人公気質、 と言いますか。 ちゃめっ気があるあたりは ありがちな性格ではありますw
たまに見せる拙い言動や 無鉄砲な所は可愛げがあるので キャラとしては キャッチー で立ってますね♪

そして
銀太郎ですが、
見たまんまのキャラですw はぃ。
面倒臭がりで 口が悪い、 でもそんなふてぶてしぃ彼にも時たま 優しさが垣間見える…

実にありがちではありますが、まことみたぃなキャラとは
温度差があり非常に相性の良いキャラだと思います♪

何分 自分は 根っからのケモナー なので三十丸w

話に関しては
神社を舞台として
平穏に二人が戯れる話 ッて感じでしょうか。
今のところは "目的"らしぃ物は 無いので
日常を 覗ぃてるだけ、と言った進み方。(序盤、掴みとしては〇)

話の纏め方も違和感が無く今のところ好感触です。

…ただ読み終わって思ったのが

"まこと"と言う女の子が"銀太郎"と言う男(彼氏)を連れ回して きゃっ きゃ
して遊ぶだけ…

って印象を受けましたww 僕だけ?
(↑別に何の問題も無いんですけどw)

絵は 万人ウケ出来ると思います。
これ 嫌い!! …って方はそぅいないと思います。
(線やかけアミなどはまだ荒削りではありますがそこは最初なので御愛敬☆)

…若干 画面が白いのと
コマ数に対する台詞の多さが気にはなりました。

ただ全体的には
よく構図、話共に構成されてると思います。
銀太郎の心境変化や 二人のこれからの関係性が気になりますね♪

次巻に期待です!!

ほのぼのとした話のはずですが
絵柄か主人公の危なっかしいセリフ回しからか
妙な緊迫感、緊張感をもってしまいました。

話もスッキリ!感が薄く、ページの関係からか
進行も急ぎ足、神使の心象表現も薄めです。
登場人物も女子高生がメインで地元の神社感が薄いのも…

もっとページ数をかけられれ、登場人物に厚みが出れば面白くなって行きそうです。

主人公まことは非常に人間の女の子らしい。表情がよく変わって好感が持てます。
それは神使の銀太郎も同じで、とても人間くさく、人に寄り添って存在してきた感じが良く出ています。
ほどよくクセのないテンポで進み、話もほのぼのとして柔らかい雰囲気で、さらさら読めました。
また、作中や後書きに取り混ぜられて紹介される「神社」の知識は、くだくだしくない説明でわかりやすく、関心しました。こういった演出は面白いですね。

ただ、読後の物足りなさがちょっぴり残念です。
各話のテーマとその描写が非常にストレートなので、受け容れやすい反面、後に残りにくいというか。
無理矢理ひねったり、奇を衒う必要はないとは思いますが、もう少しパンチが欲しかったです。
ほのぼの系のお話は今多いので、このままの雰囲気でずっと続くと、作品が埋もれてしまうのではないかな、と思いました。（二巻に期待！）

ゆっくりしたい時や、獣人好き、人外と人との交流モノが好きな方にはおすすめ。
いいお話です。