インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

表徴の帝国 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
どうでもいいけど ★★★☆☆
この本のどっかを引用して
ネタをつくるような男には死んでもなりたくない。

ってもはやいないか。そんな人。

あはは。
笑った〜 ★★★★★
ロランバルト。
前からあこがれていた名前でしたが、なんとなく読みやすそうなので買ったら
「なんじゃこりゃ?」
天麩羅はレース細工、箸を操る日本人はためらう書家のよう、
芭蕉の俳句をフランス語に訳して日本語に戻すと
「古い沼、蛙が一匹そのなかへ跳ねる、おお、水の音よ」となるようです。
難しい表現で大真面目に書いてあるから余計におかしい。
でも文章としては詩のようで美しいと感じました。
こういうの好きだなあと思いつつ他のも読んでみましたがちんぷんかんぷんでした。
バルトを“読む” ★★★★★
この著作を文化論として読むならば、些細な誤謬やオリエンタリズムによる恣意的な解釈に対する指摘も理解できる。

しかしこれはひとつの「文学」として読むべきだろう。
一人の西洋人が極東の文化と対峙し、彼自身の中でそれを消化してゆく過程の記録として。
あるいは、どこかの架空の都市(表徴の帝国)に迷い込んでしまった男の物語として。

この作品を読み終えたときの何とも言い様のない感動は忘れることができないが、それはバルトが捉えた日本文化への郷愁などではなくて、バルト自身に対して、バルトのその真摯な眼差しに対して、文化という名の人々の営為に対して、それを支える全てのエクリチュールに対しての感動であったのだと思う。

これを読んで以降は、バルトの思想というより、むしろ「バルトを“読む”」といった感覚で彼の著作に接している自分に気付く。

エキゾチック・ジャポン ★★★★☆
勘違いしたヨーロッパ人がエキゾチックなものを求めて膨らましてかいたものとでも言えようか。これは決して否定的な意味で言っているのではない。
グローバル化が進む前の日本とフランス、両者のあいだには共通の視点を見出す事が非常に困難であった時代、両者は互いにどのように見えていたのかを知る分には面白いだろう。

ヨーロッパ人が日本を知るきっかけになったのが映画「将軍」であり、かなりエキゾチックに演出された物であった。それを、日常世界でも見出そうとして書かれた物である。現象学の他者思考の実例のようなものである。

反都市論として読みましょう ★★★★★
いわずとしれたバルトの日本論。しかし,実在の日本を前提としてはいけません。日本が記号的といっているのではなく,記号の本質を説明するために日本という素材を用いていると同時に,都市の記述が必然的に虚構性を帯びることを証明している。