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黄金の相場学 (講談社+α文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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ドル円通貨ペアをトレードしている方は必読 ★★★★★
これまでのFX入門書や必ず儲けます的な内容ではなく、ファンダメンタル面からもテクニカル面からもある程度納得できる内容のものでした。その後、サブプライムローン問題が発生し、歴史的な暴落が起こることも的中していましたので、読んだ時はとても感心しました。

著者の利用するテクニカル分析の根本をなすものが、黄金比率(フィボナッチ数)なのですが、独自のチャネルに関しては、その方法を公開はしていませんし、セミナーでも秘密のようです。

一度、フィボナッチ数から逆算し、チャネルの解析を行いましたが、途中で挫折しました。

大きな流れではエリオット波動を利用し、わかりやすく解説しています。
ドル円でFXをトレードしている方には是非とも一度は読んでいただきたい一冊です。
今読んでも参考になる ★★★★☆
この本は2004年に発刊された本の文庫化である。04年に米国の住宅金融公庫のようなフレディマックやファニーメイが5年後に破綻するなんて考える人はいなかった。しかし09年の現在、2社は破たん寸前になり救済された。リーマンショックというような具体名は当然無いが、大局観の鋭さは若林栄四氏だけのものである。そこに至るまでのユーロ高、円安も予言は当たっている。
彼は円ドルが最高値を付けた95年4月にも、皆が大騒ぎしている時に円高はこれ以上進まないと一人直言した。
短期の見通しは外しがちの人だが、長期の見通しは有益である。世間の評判を気にして、気の利いた事を言いたがる評論家では無い。彼の見立てでは2010年以降、米国は再興しドル高が進むとのことである。
結論だけを求めるシロウトが読んで楽しい本ではないが、考え方を重視するプロ、ベテランなら読んでおくべきだと思う。私は一応プロですが、本当に有益だと思っている。
ピンポイントはあてにならない。しかし大局については大いに参考にすべき。 ★★★☆☆
かつて円が史上最高値をつけた1995年春、日本中が亡国の恐怖感にとらわれていた中、若林氏がニュース番組に登場した時の事が忘れられない。そのとき彼はトランプを弄びながら画面に現れ、平然と「これ以上の円高にはならない。私はすでにドルを買い始めている。」と言い放ったのである。そして相場は実際にその通りに動いた。神懸りとすら見えた。

しかし本著及び前著についていえばピンポイントの数字や時期については外しまくっている。
ピンポイントを正確に予測することは事実上不可能であることを本著は図らずも証明してしまった。あの神懸かった若林氏をしても無理な事なのである。

ただし、本書においても大局の予測については外しておらず、参考にして良いと考える。
今後を予想できるとは ★★★★☆
投資に対する経験豊富な著者の今後を予想した相場感を書き綴った本である。
2008年春現在ではいささか内容は古くなってしまったが、
2007年から2008年にかけてアメリカで不動産バブルが弾け
サブプライムローン問題が起きることは的中していた。
誰でもサブプライムは発生すると今後を予想できていたのかもしれないが、
2004年時点でそれを予想していたのだから感心である。

また、それでもユーロは世界の中心通貨になりえないと言及しており、
2010年以降にアメリカは必ず復活するという点に、
少し安心感を覚えずにはいられなかった。

世界的なインフレが叫ばれている今では、
本書が言及するように今後、日経平均も暴騰してしまう
可能性があるのかもしれない。

最新情報を踏まえて改訂版が出ないかと期待した。
相場学の観点から ★★★★☆
 世界の若林氏の著作・改訂版です。

 前著で予想が外れた箇所などは素直に反省し新たな予想をたてています。

 「為替にファンダメンタルは不要!!」と豪語される著者による相場予想ですが内容はテクニカルではなくサイクル論による結論から考えうる政治的要素などファンダメンタルをベースに「こうなるはずだ!」という持論を展開されています。

 基本的に長期的な視野でのサイクル論ですので経験の長いトレーダであれば十分に楽しめる内容ではないでしょうか。逆にスイング系の方であれば「ふーん」で終わるかもしれません。


 ノストラダムスほどのインパクトはありませんが予想があたるかどうか楽しく観察しています。