正直少し残念だった…
もうすでに僕のイメージする島耕作がほぼ出来上がっていたからだ
新入社員でこれなら…という感じになってしまった
でも!でも!
面白いのは間違いない!!
独身寮に住みながら経験して行く、仕事、遊び、人間関係などを、その当時の日本と日本のサラリーマンの実態と絡めあわせながら話が進んで行くあたりは社会派の作者の最も得意とするところで、さすがにツボにはまっていると言えます。そういう意味ではそれなりに楽しめますが、作者も巻頭で述べている様に、一話一話が相互にほとんど関係のないパッチワーク的な独立した話から成り立っていることもあり、本編の課長・部長・取締役シリーズにあるような一貫した求心力・緊迫感に欠けます。その点が残念です。ちょっと辛い評価かもしれませんが、星三つとしました。
しかし、この時代から島耕作は女性にもてたのですね。