電撃大王で連載されていた「電撃ネコミミ侍」の単行本です。

タイトルからは予想しにくいですが、主人公がネコミミ侍に「変身」するため、
ジャンル的には魔法少女ものに近いと思います。

内容についてですが、ノーコメントとしておきます。
とりあえず「まるだし」ばかりです。
巻末の作者コメントで「人気が出なかった」とありますが、この内容ならその点も納得出来ます。

時々出てきた「ふんどし」をもっと前面に出した方が、自分も含め「一部」の方々からは大いに評価されたのではないでしょうか。
あとは女相撲の話でも「廻しの外し合い」ではなく、無難に「普通の」女相撲を描いておくべきでした。

何にしても、作者のご両親は親戚にこの本を配るのはやめるべきだと思います。（巻末の作者コメントの件）

なんて比較を言うと往年のファンと今の方々の双方から攻撃されそうですが。
やってることはたいして変わらないけど、全然違うタイプでもあるハレンチ漫画です。

最近、気を抜くとキャラがレイプされたり、これ入ってるんじぇねーの？だったり、
このキャラたち楽屋裏で絶対セックスしてるだろ？だったり、少年誌でもなかなか気の抜けないエロ表現事情ですが、
（それはそれで面白ければよし）
ネコミミ侍はエロというよりもハレンチ。ハレンチというよりもかわいい。
不思議と牧歌的な世界です。

あとふんどしが出てる漫画はとりあえず買うというアレな方も是非

夢が詰まっています。
"一周"した古強者にもオススメ。
表紙で興味を持たれた方であれば、
買って損はない筈。
言葉は無粋、まずは一読を…。