ディープな世界へのライトな入り口
★★★★☆
専門書の一歩手前の、一般人への入門書であり、
「もやしもん」などから、菌学に興味を持った人には
打って付けとも言える、
ディープな世界へのライトな入り口となり得る良書であると思う。
内容は非常に充実しており、読み応えはあるのだが、
残念な点は訳書であるが故、イギリスが舞台である点、
やはり日本を舞台にしていただかないと、
実学書としては少々難アリと言わざるを得ないのだが、
不幸中の幸いで訳者がいわゆる翻訳家ではなく、菌学者であるので、
その辺に関する配慮はある程度ではあるがなされている。
価格面でもうちょっと頑張ってもらえたなら、
☆五つなのだが、少々高めと感じる、
良書ではあるのだが、実用書で無い限り、
この価格はちょっと高めと感じざるを得ない。
この二点を差し引いても☆4つに値するので、
興味をもたれた方にはお勧めできる内容にはなっています。