ステージングだけじゃない、いろいろいかせるノウハウ本です。
★★★★★
あなたがミュージシャンじゃなくても、
人前でしゃべる商売じゃなくても、
・結婚式のスピーチや余興前のトーク
・結婚式の二次会の司会を頼まれた
・いきなり朝礼でなにかしゃべることになった
・たくさんの人の前で自己紹介する
・コンペでプレゼンをする営業マン
・会社のバス旅行で突然車内司会を命じられる
・町内会でなにかしゃべる
・PTAの会合でなにかの発表
などなど、フツーに人生すごしてても、こんなにも「人前でしゃべる」ことが多発!
この本には、そんな人生の様々な「話す」シチュエーションにいかせる「盛り上げ」ノウハウがギッチリなのです。
人前で話すのが苦手で、、、そんな方にもおすすめの、超使える本です。
学級崩壊中の先生も、支持率急降下の政治家もこの本読んだら幸せになれるかも。。。
確かにこういう本はあまりなかったように思うが……
★★★★☆
確かにライブでのMC指南本というのはほとんど見かけたことが無いし、実際この本は内容的になかなか良いことが書いてあると思うのだけど、この手の本を手に取るのはまず八割以上がロックバンドをやってる高校〜大学くらいのバンド初心者たちであろうと推測できるにもかかわらず、残念なことにこの本はロックバンドが出るようなオールスタンディング形式のライブハウスを批判している本であり、多くのロックバンドには適用するのが難しそうなテクニックがかなり多く載っている。例えばバンドは一曲目を演奏するまえに以下の文言を述べなくてはならないと書いてある。
「今夜は○○(ライブハウス名)にお越しいただきましてありがとうございます。今夜のお相手は○○バンドです。まずはメンバー紹介させていただきましょう。オンギター、鈴木一郎、オンベース、……」
実際にライブハウスでライブをした経験のある人なら分かると思うが、ロックバンドは普通一曲目は何も言わずに始めるものである。その次にメンバー紹介というのなら分かるが、曲も演奏せずにメンバー紹介を始めるロックバンドには「能書きはいいからさっさとやれ」と思わないでもない。
しかし、内輪ノリトークが絶対にNGだとハッキリ書かれているのは良い。アマチュアバンドには本当にその点を改善できないフロントマンが往々にして居る。特に貸切イベントで呼んだ対バン相手がそんなのだとかなり萎えるので、とりあえず初心者のボーカリストやバンマスは一度読むと良いのではないかと思う。