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襲名十八代―これは勘三郎からの恋文である

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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さらっと読めるけど、浅いです ★★★☆☆
十八代勘三郎襲名直前の勘九郎さんの言葉がいっぱいです。
勘九郎さんの声が聞こえそうな、楽しい本ですが、
ほぼ同時に読んだ小松茂美さんのインタビュー集「さらば勘九郎」の充実ぶりにくらべると、
サラッと読めすぎで、物足りなかったです。
スポーツ紙の読者に向けに、手軽に読めるものを、という趣旨でまとめられた1冊だと思います。
華やかな交流 ★★★★★
5月の襲名披露を見に行きました。
目当ての勘三郎丈はもちろん、その他の出演者も超豪華。
それは、彼が本当に役者仲間から愛されているからなんだろうな、と
つくづく感じさせられる舞台でした。
この本を読むと、なぜ彼がそんなに愛されるのか、が伝わってきます。
ちょっとした話題が、チャーミングな彼の語り口ひとつで涙アリ、笑いアリの噺に。お客様から大物タレント、意外な知り合いまで、知られざる意外なエピソードてんこもりの、交遊録です。
十八代ならでは ★★★★★
襲名前の1年9ヶ月間、毎週スポーツ新聞に連載されていた記事を集約した一冊です。
歌舞伎は元々庶民のもの、
だからこそ大衆紙であるスポーツ新聞への連載を選んだ十八代目らしい
読みやすく、親しみの持てるインタビュー記事です。
襲名を機にいくつかの十八代目勘三郎関連書籍が発売されていますが、
「本人の声」がもっとも伝わってくる一冊です。
巻末にはビートたけしとの対談も載っておりますので、
襲名興行を機に十八代目勘三郎に興味を持った方はもちろん、
毎週記事をスクラップしていた十八代目ファンにもお勧めしたい1冊です。