オタク学への道しるべ
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オタキングである岡田斗司夫でさえオタクはすでに死んでいる (新潮新書)でオタクという単一の文化の存在に悲観的であるように、オタクと言われても、相当に細分化あるいは拡大が進んでおり、その全体像をとらえるのは困難が伴う。
本書は特にネット、コスプレ、同人誌、フィギュアに分野を決めて(もちろんこれがオタクのすべてではない)、各用語の起源や生成、用法について詳細かつ明快に述べていく。大変よく調べられており、感心させられる。中には専門家や当事者からは異論もないとはいえないかもしれないが、全体としては十分及第点をあげられる出来であろう。
検定問題もつけられており、オタク度を調べたることができる。
丁寧な作りです
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丁寧に作られているなぁ、というのがまず初めの印象でした。
「オタク語」というものが、そもそもなんなのかはさておいて、ネットスラングやマンガやアニメの有名なセリフなどの元ネタ(というか出典というか、初出というか)が、ちゃんと説明されているのは、ありがたかったです。
ググればわかるようなものも、もちろん入っていますが、そもそもググらないような人がターゲットなようなですし、そのへんは問題ないのでしょう。
これで堂々とオタクが学べる
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オタク文化には全く興味ないが、
本心は異質な世界をちょっと見たい、と思う自分がいる。
だが、今まで目にしたオタクに関する本は、
オタクを経済や文化から切り込むやや固めの文章だったり
それこそオタク向けに書かれていて内容が分からず、
デザインもオタクでない人だったら興ざめしてしまうものが多い。
本書は、デザイン的にはビジネス書を思わせオタクカラーが払拭されている。
オタク語解説も「現代用語の基礎知識」ノリで意外とすらすら読める。
堂々とオタクを学ぶには、ビジュアル的にも最適な一冊。
それにしても日本語は奥が深い。まるでメタファーの螺旋階段のようだ。
オタク語ってもしかして最先端の日本語かもしれない。
立ち読みじゃ物足りず
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私はオタクでも腐女子でもないと信じて
チラッと立ち読みしていたんですが、答えが出ました。
嗚呼。。。きっとみなさんも答えが出ます!!
というか、コレ隠れオタク必携?
言語感覚が超面白い。
しかし独りで楽しめるモノが増えると婚期が……
まいっかっ!!