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弁護士のくず 1 (ビッグコミックス)

価格: ¥530
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
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絵柄に騙される ★★★★★
主人公の造形からして、この作品がシリアスタッチのお話でないことは大体想像がつくのではないでしょうか。
その想像は正しく、下ネタや不謹慎ギャグのオンパレードで、きわめて明るいムードで進行する物語です。しかしその反面、扱う(訴訟の)内容は、依頼者の心の深いところに起因するもの、家族の感情の行き違いの末、社会の問題が個人に及ぼす影、などで重く深いものが多いのです。そして「弁護士のくず」と形容される主人公が思わぬ形で解決に導く過程に生まれるドラマの数々は、思わず感涙するほどに温かい人間味に溢れていたりして、全くもって油断なりません。このキャラ造形も、お話とのギャップを出すために全て計算ずくなのではないかとすら思えてきます。
暗く重い、また難しいテーマであっても、主人公の破廉恥なキャラによって決して重苦しく気詰まりすることなく読め、かつ読後感も良い作品です。
りんごほっぺの弁護士さんです。 ★★★★★
TBSのドラマ「弁護士のくず」の原作です。
テレビで見てからコミックを買ったのですが、なかなか面白かったです。どちらかというと、一般的に「正義の人」という印象の強い弁護士を、悪意とかけひきとエロに満ちた人という面白いキャラの主人公に演じさせています。テレビで、弁護士九頭(くず)を演じるのは豊川悦史。ほっぺの赤いところ以外は、まったく漫画の中のくずとは違っていますが、これはこれで楽しい。新人の女の弁護士役→伊藤英明のオロオロ演技も相変わらずうまい。高島礼子先生の役割がいまいちっわからないけど、まあ番組の花ってことで(‾_‾)。このキャスティングを考えた人かなりいいセンスです。
気にいった台詞
「おまえはバカなんだよ!ちゃんと自覚しろ!バカと思われるのが怖くて、人に訊かないから、バカのままなんだよ!このバカ!」
---中略---
「人間はバカだけど、同時にいいこともする。他人の心配をしたり助けようとしたり…人はもともとダメにきまっるんだ。トータルでちょっと多めにいいことすりゃそれでたくさん!」
---中略その2---
「まあ、ぶっちゃけ日頃バカと思われてた方が得だってことよ」
だそうで。
ドラゴン桜と同じく講釈が多いんだけど、説教くさくないので、読んでて楽です。
もちろん本書は面白いですが、ドラマと比較すると、また面白い。 ★★★★★
テレビドラマをきっかけに、1〜3巻をまとめて購入。
ドラマを見ていて気になっていたのですが、豊川悦史の頬がなぜ真っ赤なのか、やっとわかりました(^_^)
登場人物をドラマと比較すると、男女の配置が換わっていて面白いです。
内容は、主人公のキャラクターがすべてと言えますが、
セクハラ、少年犯罪など身近な内容を扱っている点や、きれいごとでは済まさない、単純な勧善懲悪ではない展開がいいです。
井浦秀夫さんは、「うらめピ〜」の作者だったのですね。なつかしい。
メッセージ性が深い。面白い。 ★★★★★
作者は「AV列伝」というマンガも書いており、いわゆるアダルトビデオに関わる
仕事をしている人々の人間側面を描いているので、私個人としてはそっちのほうのジャンルを
得意とする漫画家なのかな、と思っていました。

しかし、この漫画ではあけすけない弁護士、
というよりは一般イメージとしては態度が粗雑で思いやりの無いわがままな弁護士を
主人公として、色々な人間ドラマを描いています。(法律論であったり、法倫理を軸として
ストーリーが進むのではなく、あくまでも人間ドラマが主軸です)

大体において、弁護士を題材(主人公)にしたストーリーは、
分かりやすい善意の弁護士が主人公であるパターンが多いと思います。
しかしこの作品の主人公はは口も態度も悪くひねくれた言動がほとんどです。
(絵のイメージがものすごく北野武とかぶってます)

しかし個人的にはその思考回路こそ偽善の無限ループから抜け出して
本質に迫ることの出来る態度なのではないかな、とも思わされてしまいます。

軽くギャグマンガとしても読めますが、
メッセージ性を受け取りつつ読まないと別に大した面白くもないじゃん、と
言われてしまうかも知れません。

でも、主人公の本質を付いた洞察を一旦受け取る態度で読んで見ると
日常の思考回路にも「ふむ」と引用したくなると思います。

愛すべき主人公が、事件を明快に解決していく物語です ★★★★★
ビッグコミックオリジナルに連載されている漫画の単行本です。主人公は弁護士の九頭元人。その名前と、弁護士らしからぬ挙動があいまって、周囲の人からは「弁護士のくず」といわれています。その九頭が、パートナーである新人の女性弁護士と組んで、事件に当たっていく物語です。頭脳明晰にして、品行も方正な女性弁護士ですが、事件の皮相しか見えず、相手弁護士にやりこめられていくのに対し、九頭は、事件の裏に潜むものを看破し、見事に解決していていきます。素人から見たら、どうやっても負けだよなあと思う事件を、勝利に導いていくその論理力は、小気味良く、爽快感を感じます。

また、主人公の、一見破天荒に思える挙動はテレとの裏返しで、実は正義感と優しさに満ちており、キャラクター的にも魅力的な人物であり、今後も期待させる漫画です。