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さみしさのレシピ (新書館ディアプラス文庫)

価格: ¥588
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新書館
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さみしいけど愛おしい。 ★★★★★
全体として流れる雰囲気はさみしく切ないのですが、
私は、年下ワンコ攻めの知明と、ツンデレ美人の慈雨がとっても可愛くて、
読んでる間ずっと幸せな気分でした。
出張の知明を追いかけてフランスまで行っちゃう慈雨って、どんだけ知明が好きなの!
って思うのに、本人は理由があるとはいえ知明からするする逃げちゃうし、
まんま犬と猫のじゃれあいみたいです。

優しくて愛おしい二人なので、幸せに暮らしてほしいなと思いました。

あと、年下ワンコ攻めで、しかも攻め視点の話です。
好物な方はぜひどうぞ。
辛口レシピ ★★★★★
一穂さんの書かれる文章が好きで、イラスト描かれている北上れんさんが好きなので買いました。
評価が予想外に辛口で驚いています。
会話のテンポも良く、ちょっと都合良すぎるんじゃないの?って思えるほど皆が実は知り合いだった、という人間関係も面白かったです。
まさに「読ませるBL」で心の内側を書かれている小説だと思います。
イラストも話に合っていて、私は好きです。
ちょっと、ほの暗い雰囲気も良かったので、今度は雨の日にでも読み返してみたいと思いました。
秀作だよ ★★★★★
やっぱり
一穂ミチだなと 思わせる文章で一気に読めた

ともすれば 重たくなりがちなテーマが盛りだくさんだけど
さらりと読み進めさせるのは やはり筆者の力量があるから

リアルでも解決しないジェンダーの問題 親子の確執とか BL小説で
あまりにも重く深刻に 描かれるより 話のテンポを崩さず 
フィクションの中で楽しませてくれれば
充分ではないのだろうか?

卑怯なようだが こちらも読後の気持ちが軽い

作中のエッセイが好きだ

せつなくて 意識しないでも 同じような
記憶を持った人も多いのではないだろうか・・・

この辺をあざといと言って 嫌う人もいるだろうが
きれいなものは きれいでいいと思う


《藍》が1番よかったけれど この作品もホントよかった

ただ 1冊にまとめるには ページが足りなかった感がある
もっとエピソードが知りたかった

できれば上下巻で丁寧にまとめてあればなぁ・・・と残念


しかし 過去に評価が高い作品を持つと 
残酷なほど 辛口採点になるのには同情する 

 
よかったです ★★★★★
時々切なくて、でも二人のやり取りが笑えて一気に読み終えてしまいました。相変わらずお話の中の空気に、少し色がついているようなやわらかい感じと、絵に描いたように目に浮かぶ情景の表現が大好きです。私はよかったと思いますよ。
どこまで劣化。。。? ★★☆☆☆
デビュー作以降、作品を重ねるごとにガッカリが続いていたのですが、
今回は表紙に期待して読んでみたけど結果はやっぱりガッカリでした。
(そのことは、作品ごとにおおむねレビュー数が減って行ってること、
一見★平均4〜5がついているようでも「参考にならない」に投票している人が
多いことが、如実に物語っていると思います)

うーん。この人の作品は恋愛にまったくもって現実感がない。そして萌えもない。
そこになぜ恋愛感情が介在するのか納得できない、上っ面だけのおキレイな話ばかりなんですよね。
そして今回もやっぱりそうでした。
文章もデビュー作と比べたら格段に劣化して、逆にわざとらしいばかりの代物になってしまってるし。

なぜ二人が惹かれあうのか(男同士であっても)、そこには胸がキュンとなる要素があるはずなのに、
まったくもって伝わってこない。こうなったらもうBLとは言えないです。
だから内容にまで言及することは割愛。

要するに、キレイっぽい文章は書けても、作品としての物語を作る力はないってことでしょうか。
BL作家らしからぬ筆力はあるはずだけに、惜しまれます。
けど、表面的な、作者の自己満足だけの作品はもう十分だなぁ