前編から引き続き、多和田先生に相変わらず一歩引いてる篠塚。
別れ話を切り出され･･･というところから、「あれ？多和田先生、しびれを切らして勝負に出たのかな？」と思ったのですが、そんな単純な話じゃなかったですね！やっぱり！（笑）

多和田先生の別れ話が、自分を危険に巻き込みたくないからだったと気づいてからの篠塚は、酒に逃げて凹んでいた姿がウソのようにかっこよかった！あらゆる手を使って情報をつかみ、慎重に対処していく姿は、したたかで男らしく本来の篠塚が全面に出てきたという感じです。まさに面目躍如！エドとの格闘シーンも隙がなくてドキドキしました。
これじゃあ、マークもあきらめざるを得ないですね。

篠塚の家に連れ帰られた多和田先生も、ホントに可愛かった。
篠塚もようやく腹が決まり、見事「多和田先生」から「先生」が取れました！
その変化が、篠塚が多和田先生を貪るのではなく、いとしくて可愛がるというように変えたんでしょうね。

こうなったら同居してからのお話も絶対読みたいです！！さらに続編を！

続編発売とのことで、期待して買わせて頂きました。
そして読了した今、買ってよかった･･･！と大変満足しております。

花食いの獣１では多和田先生（受）に振り回されて、ちょっと押さ気味だった篠塚（攻）ですが、今回は漢らしさが前面に出ていて、とても格好良かったです。
ふっきれた男は強いですね。
多和田先生に好意を寄せる男が、篠塚に「多和田は自分の恋人だ」と宣言した時の対応も、その後の接触時も、非常に紳士的で思慮深く、好感をもてました。
余計な見栄はいらない、多和田が傍にいればそれでいいと心の底から思っている篠塚が、本当にいい男でした。

できれば是非、続編を･･･！