ケイティーの新たな旅の始まり
★★★★★
過去の作品に見られたブルースやレゲエへの「寄り道的」試みは一切みられない、今のケイティーの音楽観が見事に華咲いた作品集。2曲目のThe Floodがハイライトだが、全編に流れるヨーロッパ的空気に引き込まれた。LPは予想に反してシングルスリーブでしたが、なぜかアルバム全曲分のCDのオマケ入り!
余談ですが、4月に発売されたジェフベックの新譜に、ケイティーもカバーしている曲I Put A Spell On YouとLilac Wineの2曲が取り上げられている。全くの偶然でしょうが、そのジェフのアルバムの雰囲気がこのThe Houseに似ているもの不思議な気がしました。