必殺「至福」請負人
★★★★★
これほど「至福」って言葉が合うポップ・ミュージックも珍しい、Curly Giraffeの2nd。
前作も素晴らしかったけど、デモっぽい曲もあったし「ビギナーズ・ラック?」
なーんてうがった見方してたのが大間違いだと思い知らされる。
個人的には、ジェイムズ・イハのソロ作品と並ぶ、最高の歌モノ作品。
前作よりも、しっかり作りこまれてる印象。
音数は多くなったし、サイケデリックな曲もあれば、アップテンポな曲だってある。
けど、あの気持ち良さは変わんない、最高のポップ・ミュージック。
朝であろうと、夜であろうと、
休日であろうと、仕事で頭が一杯であろうと、
大切な人と一緒であろうと、ひとりで悶々としてようと、
海であろうと(聴いたことないけど)、山であろうと、
リッチな部屋であろうと(住んだことないけど)、6畳1間であろうと
至福の空間にしてくれる。
そんな、めったにないポップミュージック。
獲物を追いかけて眼を血ばらせてるライオンもまあ良いけど、そんなの尻目に、
悠々と生きるキリンも良いなあ、なんて思わせるポップ・ミュージック。