作者は「イラストレーター」と肩書きに書かれると違和感を感じるようだが、作品の完成度は趣味の領域を超えており、当然仕事として作品は描かれているわけで、この１３年間により洗練された作品群になっている。作者がイラストを描くのは仕事に遊びの部分を残しておきたいからとあとがきに書いているが、漫画を描く仕事が激減している以上、遊びの部分は次第になくなってしまった、その分作品はきっちりしているが。

最後に作者近影の写真が載っているが、お互い歳をとったですな。

久しぶりの江口寿史のイラスト集。
同じイラストや漫画を何度も何度も使い回しする氏の作品集ばかり目にしていたので今回、あまり見たことの無いイラストがてんこ盛りのこの作品集には大満足です!
今回のは13年振りのイラスト集との事で氏の微妙なタッチの変遷や関わった音楽や映画などの歴史等とても興味深いものとなっています。
一枚一枚、完成度が高いのでお得感のある本です。

江口ファンはまず買い!!です!

CDジャケットのイラストから最近のチョコレートグミパインDVDジャケット、片腕マシンガンガールなどイラストなど200ページ以上のボリュームで、江口寿史ファンなら迷わず買いですよ。